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ライター大元よしき             “創意は無限”  

ライター大元よしき “創意は無限”  

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2006年03月04日
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カテゴリ:ラグビー
このテーマである「ラグビー情報投稿してください。」

に載せるには、はばかられるが…(ただのヨタ話なので)

いま一日が繋がっていて、頭も体もほわ~としている状態。

少々きついが、ガンバッテいる。

こんな時は寄り道が必要だ。



さて、冷蔵庫から缶ビール、おっとっとをつまみに

ほっと一息、

ふ~、と力が抜けたところで、

突然カワイイ後輩のことを思い出した。



彼は私が4年のときの1年で高校も後輩だった。

当時のセンターとしては大柄で、180センチを超えていた。

実直(剛直)で不器用な彼は、縦突進を得意としていた。

まるで高倉健さんがラグビーをやっているような男だった。

でかい上に、腿を高く上げて走る彼は、さぞかしトイメンや

相手フランカーから嫌がれていたことだろう。

でも、毎夜隠れて日記をつけている一面もあった。



ある晩、悪いとは思ったが、その日記をこっそり覗いてみた。

そこには好きな彼女への思いが、とても細やかに綴られていた。

カワイイやつだと私は笑った(ごめん)。



グラウンドで見せる激しさとのギャップに驚きもしたが、

そんなところが彼の魅力だった。

今思えば、当時から後輩というよりも、

男同士として付き合っていたように思う。

寒い冬の晩に二人で飲みに行ったこともあった。



彼は高校時代キャプテンだった。

当時の監督は彼を強豪大学へ進ませるつもりだった。

しかし、私の大学は彼が欲しかった。

奇跡的に彼自身が私の大学を希望していたこともあって、

監督を拝み倒して彼をもらった。

大学では私の部屋ッ子でもあった。



彼は1年から試合に出て活躍していた。

しかし、チームは連戦連敗。

最終戦の相手とはドンケツ争いになった。

これに負ければ入替え戦という大事な試合。

それなのに私はあることがもとで謹慎処分となった。

試合の朝、私は合宿所を出た。

出て行くとき、彼の悲しげな眼差しを見た。

結果は厳しいものとなった。

そして入替え戦、私は謹慎中でグラウンドに行くことは

許されていなかった。

しかし、

私は4年間の最後の試合を見ずにはいられなかった。

公式戦用のブレザーを着ることが許されない私は、

ヨットパーカーのフードをすっぱりと被り、

目だけを出してグラウンド隅に立った。


その時だ。

彼は私に向って、力強く拳を握り締めて見せた。

そして頷いた。

私は複雑な思いで彼を見詰めた。

そして涙が出た。

どんよりと雲の厚い日だった。



その後、

彼とはお互い社会人になった後も、

何度か酒を飲みに行った。

語っても語っても、

尽きないものがあったと記憶している。


さてさて、

今夜は予期せぬお客様が記憶の中から現れた。

そろそろ「今」へ戻って仕事しましょう。





「あなたには、人生を左右した「あの時!」「あの瞬間!」はありますか?

 あなたには、いっしょに泣き、笑い、ともに汗にまみれた友はいますか?

 あなたには、心に残る先生の言葉はありますか?

 人は誰もが人生の主人公です。

 だから、どんな人にもドラマがあるのです。

 そうです、あなたにも人生の「あの時!」「あの瞬間!」があるのです」

イーブック・アスリート

 人に乾杯!青春に乾杯!スポーツに乾杯!

 応援ありがとうございます。

 感謝しております。











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Last updated  2006年03月05日 01時49分41秒



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