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ライター大元よしき             “創意は無限”  

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2007年11月05日
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カテゴリ:起業家

人はなぜ他人の足を引っ張るのだろうか……

先日のこと、友人から理不尽な話を聞いた。

ここに書くことはできないが、社会の一端を垣間見た。

あまりにも酷い話に、どうも寝つきが悪かった。 

 

私は転職2回、合併3回の経験を持っている。

収入は格段に上がるも、その分理不尽さも数倍にあがった。

合併前に知らぬ人間から誹謗中傷を受け、足を引っ張られた経験もある。

(その後、相手を知り「こいつか」と腹の中で笑った。こいつなら放っておこう)

一番近いと思っていた先輩に突然落とし穴に落とされたこともある。

(このときは社内的に立ち直るのに1年半かかり、精神的には数年かかった)

部下のリストラが忍びなく、自分を含めて私の部署ごとリストラしたこともある。

(これ、ある時期までの最大の出来事。この判断は今でも正しかったと思っている)

上司のケツ拭きに奔走し、サンドバックのように叩かれまくったこともある。

それなのに当時の査定は最悪……周囲は呆れて応援者が現れた。

(おかげで数年後、逆に私は信用を得ることとなった)

 

独立した後も理不尽は山のように。

若い社長さんに冊束で頬を叩かれたような(比喩)こともある。

取引先の社長、役員のさじ加減で翻弄されたこともある。

パートナーがクレームだけを作って姿を消したこともある。

(このときは仕事を失い、途方にくれた)

 

 

書き出せばキリが無い。

今では笑ってしまうことばかりだが、そのときは目の前真っ暗。

10円ハゲができたり、さらには声が出なくなったことまであるほどだ。

おかげで打たれ強くもなったし、人間観察眼も高まった。

物書きとしては、いい教材ばかりとも言えそう。

 

でもね、やっぱり他人の足を引っ張るのはよくない。

それはすべて自分を守るためだけど、そんなことは

化けの皮がはがれて、余計に痛い思いをするだけだ。

 

友人のことが心配だが、最後はひたむきさが勝つ。

この勝つというのは、けっして相手を倒すことではない。

自分が活きるということ。

そのまんま、そのまんまでいるのがいい。

年輪を重ねた大木はどれほどの風雪に耐えその強さを培ったことか。

人間も同じ、理不尽は風雪である。

それあるからこそ磨かれる。

人には心と言語がある。

「和顔愛語」こそが理不尽の波頭を越えられると信じる。

 

話は変わる。

この春、ある高校生たちに、

「社会は理不尽の塊だ。泥沼だ」とお話したことがある。

もちろん背景があるので、あえて話をしたわけだが、

その願いは、泥沼の中でも大輪の花を咲かせて欲しい。

これを「泥中之蓮」と言う。

泥にまみれても自分を失わない。

そんな自分になりたいと思っている。

 






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Last updated  2007年11月05日 18時33分47秒
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