めぐり逢わせのお弁当
最近、インドの映画、いわゆるボリウッド作品を良く観てるんだけど、昨今のハリウッド映画が忘れかけてるものがしっかりあって、なんかハマってる。一時期は、ハリウッドに負けじとCGバリバリで派手なアクション映画が盛んだったボリウッド映画だったけど、最近は生身の人と人が織りなす人間ドラマをしっかり描いたものが多くなってるみたいで、そんな中、低予算で作られた作品であるけど、なんだかジーンきたのが、この作品。【楽天ブックスならいつでも送料無料】めぐり逢わせのお弁当 [ イルファーン・カーン ]「めぐり逢わせのお弁当」日本では考えられないサービスで、インドでは家庭から職場のオフィスに弁当を配達してくれる弁当配達人“ダッバワーラー"てのがあって、毎日5,000人の配達人が20万個のお弁当の配送を手掛けているのだけど、このサービスはハーバード大のリサーチによると、誤配送の確率はたったの600万分の1!という驚きの結果に・・・。本作はその“600万個にひとつ"の奇跡のお弁当から生まれた物語から始まる・・・。すごい派手さもないし、物語はゆっくりと進むのだけど、何故かインドの世界に引き込まれる不思議な空気がある。電子メールやらLINEだと無機質で無粋なデジタルの連絡手段が当たりまえの今の時代において、直筆の手紙のやりとり、お互い、会ったことない相手のい少しづつ心を交わしていく過程はなんだか心がほっこりする。ただ、結末に関して、ちょっと自分のイメージしてたのと違ってたけど、ま、こういうENDもいいのかなて。作中、主人公のサージャンの新人の同僚シェイクが言った言葉。「時には間違った電車でも、正しい目的地に運んでくれる」これがやけに心に響いた。自分の人生を振り返った時、なんだか色々電車を乗り間違えたと思ったけど、もしかしたら、正しい目的地へ向かっているのかも????((;゚Д゚)オレシラナイ