年末年始だけとは限らず、人生の多くの局面でBBQやスキヤキなど、肉を喰う機会が数多くなっている。
健康十訓に、少肉多菜、少塩多酢というのがあることなんぞ、どこふく風ということであろう。
ヤケ喰いなんぞは、ストレス解消の昔からの手段の一つでもある。
※ ※ ※ ※ ※
戦後間もないころ、自宅で飼っていたニワトリが生んでくれたタマゴを割って黄身だけを取り出してボウルに入れて、泡だて器でかきまぜながら、油を加えて、かき混ぜて、固まりだしたら、酢を加えてまた、かき混ぜる。
これを何回も繰り返して、マヨネーズヲを作っていた。
まだ幼少であった菜翁が旨さんは、母を手伝ってボウルが動かないようにしっかりと支えていた。
※ ※ ※ ※ ※
肉を喰ったら、酢のものを摂る。。。という習慣は、このマヨネーズ作りの経験が生きているのであった。
肉の脂で固まっている血液を、酢で溶かす・・・という、感触である。
情報過多の現代では誰もが正確な情報を得て心得ていることであろうが、それでも、体で覚えた習慣は、現代風に姿・形を変えて、身体の中から湧き出してくるのである。
※ ※ ※ ※ ※
それが、肉を喰ったら、酢のものを摂る。。。という習慣である。
冬の酢のものといえば、千枚漬けに代表される、蕪の酢漬けであろう。
おせちの片隅にひっそりと潜んでいるような、一口、二口ではなく、それこそ、ボウルに一杯盛られた蕪の酢漬けをわんさか喰うことである。
肉食のあとの蕪の酢漬けは、不思議と沢山喰える。
※ ※ ※ ※ ※
この、蕪の酢漬けを作るのに、面倒な合わせ酢を作らなくても便利な代物がある。
それが、ときわの『べんりで酢』である。
これを使えば、不器用な男でも、いとも簡単に蕪の酢漬けが作れるのだ。
※ ※ ※ ※ ※
夏にはキュウリの酢のものに、酢飯も手軽に作れて、常備しておけば、年中重宝する。
まさに、肉食時代の健康維持には、欠かせない便利なしろものである。