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2008.08.02
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カテゴリ:読書/歴史系
中国で、「三国志」を超える壮大な歴史ロマンとして人気の「楊家将」。
日本では翻訳すら出ていなかったこの物語だが、舞台は10世紀末の中国である。
宋に帰順した軍閥・楊家は、領土を北から脅かす遼と対峙するため、北辺の守りについていた。
建国の苦悩のなか、伝説の英雄・楊業と息子たちの熱き闘いが始まる。
衝撃の登場を果たし、第38回吉川英治文学賞に輝いた北方『楊家将』、待望の文庫化。
<上巻より>
+++
国境を挟み、宋遼二国は一触即発の状態に。
伝説の英雄・楊業と息子たちの前に、遼の名将・耶律休哥が立ちはだかる。
白い毛をたなびかせて北の土漠を疾駆するこの男は、「白き狼」と恐れられていた。
宋軍生え抜きの将軍たちも、楊一族に次々と難問を突きつける。
決戦の秋!運命に導かれるようにして戦場に向かう男たち。
滅びゆく者たちの叫びが戦場に谺する。北方『楊家将』、慟哭の終章。<下巻より>


楊家将(上) 楊家将(下)


いやー、面白かったーーー旗
楊家軍の男たち、カッコよすぎるーー!!目がハート目がハート目がハート

時は、10世紀。
宋の二代皇帝・太宗の時代。

燕雲十六州奪還を願う太宗と、中原を狙う異民族・遼との戦いが舞台です。

楊家の男たち(楊業と七人の息子)と、遼の名将・耶律休哥との、軍人魂を持つ者同士の戦いぶり。
これはもう見事と言うほかないですねーきらきら

軍人であるからには、死も怖れず、ただひたすら戦い抜く。

なんという誇り!
なんという潔さ!!

戦う男は美しぃ~ダブルハートダブルハート

色気もヘッタクレもない、男臭さ200%の物語。
いやぁ、見事、ワタクシのツボにハマりましたですーピンクハート

戦のやり方を丁寧に描いているのもGOODでした。
とても臨場感溢れる描写になっていて、物語の世界にどっぷり浸かることが出来ました。
上手いですねー、北方さん♪

しかし、太宗もバカな皇帝ではないはずなのに、遼への親征の判断だけは誤りましたね。
いや、固執しすぎたというべきか。。

最後は、アホな味方のせいで、悲しいことになってしまったし…。涙ぽろり

でも、優秀で勇敢な楊家の男たちの戦いぶりは、本当に最後まで見事でした!

続きの作品もあるみたいなので、文庫化したらぜひ読んでみたいです。





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最終更新日  2008.08.02 13:16:54
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