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カテゴリ:読書/歴史系
熊本をめざして進軍する政府軍を薩軍は田原坂で迎えた。
ここで十数日間の激しい攻防戦が続くのである。 薩軍は強かった。 すさまじい士気に圧倒される政府軍は惨敗を続けた。 しかし陸続と大軍を繰り出す政府軍に対し、 篠原国幹以下多数の兵を失った薩軍は、銃弾の不足にも悩まされる。 薩軍はついに田原坂から後退した…。
いよいよ西南戦争のクライマックス、田原坂での戦いです。 う~ん、激戦だったんですねぇ。。 「行きあい弾」(敵味方の弾が空中でぶつかりあって互いに噛みあいだんごのようになったもの)が いくつもあったなんて、よっぽどすごい数の銃弾が飛び交ったんですね。。 薩軍は強く、政府軍はかなり苦戦しますが、 兵の数、弾薬の数は政府軍の方が上なので、結局薩軍は熊本から撤退することになります。 東京をめざすどころか、九州からも出られなかった薩軍。 戦争を始めたのは、無謀としか言いようがないですよねぇ。。。 ところで会津人というのは、維新後悲惨な目に会っていたんですねぇ(>_<) 薩軍相手に苦戦していた政府軍は、 会津人の薩摩への憎悪を利用して、彼らを兵(というか警視隊)として加えたとのこと。 なんか哀しいエピソードです… でもこの時代、まだまだ会津人を嫌う薩摩人や長州人が多い中、 会津人の山川浩と土佐人の谷干城の関係は、心が洗われるようでしたねぇ~ 谷干城、イイ人だ~~ もうすっかりファンになっちゃいましたよ、ウフ あと、犬養毅って、この西南戦争の従軍記者をやってたんですね。 知らんかったー。。 次巻いよいよ最終巻です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.14 19:58:52
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