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リタイヤした~元?web消防・救急出張所

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2011年07月10日
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東京消防庁さんのHPより、お伝えしします。

URL→http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/201107/aerosol.html

平成18年から平成22年(平成22年は速報値)の過去5年間に、東京消防庁管内(東京都のうち東久留米市※、稲城市、島しょ地区を除く地域)で発生した、エアゾール缶及び簡易型ガスこんろの燃料ボンベ(以下「エアゾール缶等」という。)に起因した火災の発生状況については、次のとおりです。

エアゾール缶に係る火災及び事故発生要因と負傷者状況

火災・事故※1発生要因別件数

最も多い火災は、最後までガスを使い切らずに、ごみとして捨てられたエアゾール缶等が、清掃車の荷箱内で、圧縮された際に残存ガスが噴出し、圧縮時等に発生した火花が引火し火災となったものが、597件(63.9%)発生しています。これは約3日に1件火災が発生しているペースです。

清掃車以外の火災では、自宅等で廃棄するために穴をあけていた際や厨房器具・暖房器具のそばで使用していた際にガステーブル・ストーブの炎が引火したり、厨房器具・暖房器具の側に保 管していたため熱により破裂し、ガステーブル・ストーブの炎が引火するなどの火災が多く発生しています。

事故では、廃棄するための穴あけによるものが21件(40.4%)と最も多く発生しています。

火災・事故要因別の負傷者発生状況

火災・事故発生要因別の死傷者数は、表2のとおりであり、5年間で火災による死者が1名、負傷者が295名発生し、事故による負傷者は46名発生しています。火災と事故を合わせると、エアゾール缶等に起因した事案で死傷者数は342名となっています。

また、火災による負傷者では、穴あけにより火災につながった事案で103名が受傷しており、事故による負傷者でも、穴あけにより噴出した残存ガスが一時的に火炎に引火したもので、幸い火災には至らなかった事案で火傷等を負ったものが20名と、火災・事故共に穴あけが要因の1位となっています。

負傷に至った要因別割合

平成18年から平成22年(平成22年は速報値)までの5年間に、負傷事案に至った要因では、廃棄するため穴をあけた際に、残存ガスが噴出し近くにあった火炎に引火し負傷者が発生する割合が36.0%と一番高く、続いて厨房器具近接でのエアゾール缶等の使用により、火炎に引火し受傷する割合が22.8%。取扱不適事案が22.8%となっています(図3)。エアゾール缶等に対する正しい知識や処分方法を行えば、多くの火災と事故を防ぐことができます。

エアゾール缶等に起因した火災の特徴

エアゾール缶等の噴射剤には、主に可燃性の液化石油ガス(LPG)を使用した製品が多く存在しています。そのため引火した場合火炎が拡大しやすいため、エアゾール缶等(清掃車を除く。)に起因した火災では、火災1件あたりの死傷者数も0.83人と多く、死傷者の発生しやすい火災であると言えます。

エアゾール缶等の火災や事故を防ぐために

(1) へアスプレー、制汗スプレーや殺虫剤などのエアゾール缶は、LPGなどの可燃性ガスが噴射剤として使われている製品が多いので、使用前に必ず製品に記載されている注意書きを確認しておく。

(2) エアゾール缶等を廃棄する場合は、必ず中身を使い切り、各区市町村が指定するごみの分別区分を守って捨てる。

(3) やむを得ず使い切らずに捨てる時には、火気のない通気性の良い屋外で残存ガスがなくなるまで噴射し廃棄する。

(4) 簡易型カセットこんろの燃料ボンベは、正しく装着されていることを確かめてから使用する。

(5) 簡易型カセットこんろを複数並べて鉄板をのせたり、燃料ボンベカバーを覆うような大きな鍋等の使用や練炭等の炭起こしは、燃料ボンベが異常に過熱され大変危険であるので行わない。

(6) エアゾール缶等は、厨房器具や暖房器具付近の高温となる場所や直射日光と湿気を避けて保管し、厨房器具や暖房器具等の付近では使用しない。

(7) エアゾール缶等は、本来の用途以外に使用しない。

計画停電や節電対策時の注意事項

(1) カセットこんろ使用の前に!

電磁調理器(IH調理器・電気こんろ)を利用されている家庭では、計画停電時にカセットこんろを使用される場合があるかと思われます。使用の前には必ずカセットこんろと燃料ボンベの取り扱い説明書と注意書きを読み、正しく使用しましょう。

(2) 古い燃料ボンベには注意!

燃料ボンベには消費期限がありません(中身のガスは、長期間保存しておいても成分が劣化しないため)。しかし、ボンベ自体が錆びたり変形しているものはガス漏れが発生し、大きな事故につながる可能性があります。

(3) 炎を利用するときは!

停電時に明かりをとるために、ろうそくや燃料ガスボンベ式のランタンを使用している近くで、虫よけスプレーや殺虫剤等(エアゾール缶)を噴射した場合、炎が噴射ガスに引火する危険性があります。また火気を扱っているときは、換気も行いましょう。

(4) 停電復旧時に!

電磁調理器(IH調理器・電気こんろ)等の上に、カセットこんろや燃料ボンベを置いたままにしておくと、停電復旧時に何らかの原因で電磁調理器等の電源が入ってしまった場合には、カセットこんろや燃料ボンベが加熱されて破裂や火災につながる可能性があるので十分注意しましょう。





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最終更新日  2011年07月10日 22時03分14秒
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