カテゴリ:オーディオ
TANNOY Glenair 10 タンノイ グレンエア 10は,今年2月発売の小型フロアスピーカー。ユニットは25cm(10インチ)同軸2ウェイで,サイズはW360×H1000×D347.5mm,28kg/1台。 最近LPに興味が出てきたが,スペース的にLPプレーヤーやフォノイコライザーを今のPCオーディオのシステムに組み込むのが苦しく,またせっかくなのでアナログソースのものは別に新たにシステムを組めたらなあと妄想している(あくまで妄想です…)。 そのシステムはリビングで組むことになると思うが,そのときのスピーカー候補の筆頭が,このGlenair 10。最近私の知り合いが導入し何度か聴かせてもらっているのだが,とにかくこのサイズでの理想的な音が出る。 オートグラフ・ミニはニアフィールドで聴くには理想的な音だが,ある程度距離を置くと特に低音の表現でやはり大きなサイズのものよりは不利だ。Glenair 10はオートグラフ・ミニの解像度の高さや中高域の豊かさをそのままに,さらに飛び出すような気持ちの良い低音を鳴らしてくれる。 その人は真空管メインのシステムでクラシックを聴いているが,ヴァイオリンの響きは艶やかでピアノの質感も見事。他のジャンルはまだ聴いていないが,チェロの豊かでリアルな表現を聴く限り,ジャズなども気持ちよく聴くことができそうだ。 オートグラフ・ミニを導入したときから感じていたが,タンノイ=味はあるが古臭くクリアでない音,という私のイメージは完全に覆された。昔のソースはもちろん,現代の録音も忠実に再現してくれる。ポップスやロックにも合うかもしれない。これでエレクトロニカなども聴いてみたいものだ。 ペアで実売50万と,オートグラフ・ミニのちょうど倍程度の値段なので,ステップアップにもちょうど良い。 しかし私のような雑食性には,同程度の値段・サイズのこのJBL S143 MkII(W422×H659×D403mm,41.0kg/1本)などが良いのかもしれない。これはオーディオ店でクラシックからロックまで試聴させてもらったが,ジャズはもちろんクラシックも割合良く鳴っていた。私にはJBLならジャズ,といったイメージがあったが,タンノイと同様,最近の機種ではこういった古臭い固定観念は無用なのかもしれない。ただGlenair 10の鳴らすヴァイオリンの幻想的な音色の魅力にはやや及ばないようにも思う。 LPプレーヤーはがんばってLINN LP12あたり…いや中古で名機トーレンスやガラードを狙おう。カートリッジやアームはどうするか。フォノイコも決めないと…。LPは時代がある分,悩み所も多い(所詮妄想ですが…)。 レビューした機器・CD一覧はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月20日 18時31分04秒
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