久しぶりに載せそびれシリーズではなく、この時期の花です。
とは言っても半ば土に埋もれるように咲くごく地味~な花ですが・・
花のように見える部分は萼で、壷状の萼筒の奥に雄しべと雌しべが収まっています。
さてこの花、どうやって受粉するんでしょうね。
風媒花とは考えられない構造なので、虫媒花なのか・・
Wikipediaによるとナメクジ説、カタツムリ説、ワラジムシやヤスデ説もあるそうな。
これは昨日23日に狭山丘陵に行った目的のその1です。
カンアオイはウマノスズクサ科なんですね。
ウマノスズクサの花もかなり変わっていますし、この仲間は個性的な花が多いんでしょうか。
【写真】
カントウカンアオイ(関東寒葵) ウマノスズクサ科
この株は花が多く、半分埋もれながらごちゃっとまとまって咲いてました。
カメラ機種名 Canon EOS 40D
撮影日時 2008/11/23 14:10:38
Tv 1/8
Av 5.0
ISO感度 400
レンズ SIGMA 17-70mmF2.8-4.5 DC MACRO
焦点距離 57.0 mm
埼玉県レッドデータブック2005:絶滅危惧II類
株全体の様子です。
葉は若干痛んでいるものの、なかなか立派な株でした。
こちらも、いつものマクロレンズではなくてシグマのズームで撮っています。
この株の葉はきれいに亀甲模様の斑が入っています。
カントウカンアオイの葉の模様は様々で、狭山丘陵では5種類ほど見られるそうです。
私が見たのはそのうち3種類で、残りの2種類は分かりません。
2007年12月2日の日記をご覧いただくと花の形がよく分かると思います。
また、今日の株とは葉の模様が異なっています。
・・と、ここまで書いてカンアオイが今年2度目の登場であることに気付きました。
今年唯一、複数回掲載の花になっちゃいました。
ま~、葉の模様が違うし、この花の季節は今ですから「今シーズン初」ということにしておきます。