小さな白い花をうつむき加減に咲かせる、春のユリです。
狭山丘陵では林の下草として、ごく一般的に見ることができます。
陽当たりの具合などで、同じ丘陵内でも開花時期がだいぶ違うようです。
【写真】
チゴユリ(稚児百合) ユリ科
真っ白で星形に尖った花弁が特徴です。
カメラ機種名 Canon EOS 40D
撮影日時 2009/04/12 13:18:57
Tv 1/200
Av 4.0
ISO感度 200
レンズ EF-S60mm f/2.8 Macro USM
さて、昨日に引き続き、狭山丘陵でこの冬に行われた工事のレポートを・・
この冬の狭山丘陵は各所で多くの工事があって、狭山湖外周道路はマウンテンバイクで走るのも憚られるくらいの状況でした。
・・なので、送電線を追っかけたりしていた、というのもありますが~。
特に目につくのが、法面の補修工事です。
上の写真の左側のように、丸太で壁を作って中に土を入れています。
斜面の崩落を防止するということなんでしょうね。
丸太には油だかコールタールだか分かりませんが、腐らないように何か染み込ませてあるようで、かなり臭いがキツイです。
この法面工事はどうやらそこにあった土がそのまま入れられているようで、ここはそう時間もかからず植物が帰ってくるでしょう。
この写真は昨日の埋め立てられたタカオスミレから少し先のところです。
問題は林道の方で、ここも外部から持ち込まれたと思われる、色の違う砂利が敷かれていました。
このあたりは昨年までアオイスミレが多く咲いていましたが、今年は姿を見ませんでした。
こちらの写真は狭山丘陵南側で、上の写真と同様に法面の補修工事が行われたところです。
もう既にチゴユリが花を咲かせていました。
他の場所でも過去に同様の法面工事が行われたと思われる場所があって、今は普通にスミレ達が咲いています。
昨日の林道とともに、法面工事のあとも、今年は観察してみようと思っています。
1年でどのくらいの植物が帰ってくるでしょうか。