今回の鉄塔探訪は多摩変電所までと決めていたので、昨日の只見幹線512-4号鉄塔で終わりのはずでした。
ところがすぐそばに茶色い碍子の鉄塔が見えます。
しばらく走って休憩したかったし、用も足したかったので変電所の隣の小さな公園に行ってみると、そこに只見幹線513号鉄塔がありました。
この鉄塔は多摩変電所から南に向かう出口になっていて、変電所からの送電線を受け止めて次の鉄塔に渡しています。
昨日載せた512号鉄塔は枝番1から4まで4基あって、513号鉄塔はどこにあるのかと思ったら変電所の下流側にありました。
只見幹線は1959年にできた歴史のある送電線です。
あとからできた多摩変電所に引き込むために512号鉄塔と513号鉄塔の間に3基の鉄塔が必要になり番号の採りようがなくて枝番付きの番号が付いた、ということだろうと思います。
思惑どおり小さな公園の一角には公衆トイレがあり、鉄塔下のベンチでしばし休憩しました。
そんなにがんがん走っているわけでもないのに薄着でも寒さを感じません。
自転車で走るのはそれなりの運動量なんでしょうね。
ちょっと物足りないくらいの距離でしたが、シーズンはじめだしキリのいいところでこの日の鉄塔追跡サイクリングを終わることにしました。
送電線の碍子は白いのが多いです。
でも只見幹線の鉄塔はほとんどがチョコレート色です。
これまで新坂戸変電所の431-3号鉄塔からこの513号までの全基を撮りましたが、白い碍子はなかったように思います。
なおこの碍子、小さく見えても直径は人の顔より大きいくらいです。
数珠繋ぎになっているので碍子連というそうです。
目標到達したのでiPhoneの「自転車NAVITIME」で自宅までの最短コースを選択しました。
前回多摩変電所から帰るときはあてずっぽうに走って帰ったのでえらく遠く感じましたが、かなり遠回りをしていたみたいです。
ただし最短コースは坂道がきつくて、「坂道の多いコース」というメニューで検索しても同じルートでしたが・・・
さて、次はどこに行きましょうか。
2011年12月10日
(完)
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過去に載せた送電鉄塔シリーズは以下のとおりです。
1・・岡部境線(前久保境線)、これはJR東日本の送電線
2・・安曇幹線(消えゆく大猫鉄塔)
3・・南狭山線(完結)
4・・的場線(完結)
5・・只見幹線その1(南狭山変電所~南川越変電所)
6・・只見幹線その2(南川越変電所~新坂戸変電所)
只見幹線は福島県の田子倉発電所に端を発し、570余基の鉄塔を介して東京都町田市にある西東京変電所に至ります。