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テーマ:タイ(3305)
カテゴリ:タイの日常
カオサン通りを北に進み、ワット・チャナソンクラ―ムというお寺の裏のゲストハウス街をまっすぐ抜けると、プラ・アーティッド通りに出ます。
タイ人の若者が集まるおしゃれなパブやレストランが並ぶ小道で、週末の夜は近くの大学生やアート系の若者で賑わいます。 昼間は静かなので、近くの商店街やデパートに買物に行ったついでに、時々立ち寄って散歩します。 喧騒のカオサンから逃れてなんだかほっと出来る場所です。 この道はチャオプラヤー川沿いにあり、まっすぐ5分も歩くと真っ白に輝くプラスメン砦に守られた小さな公園に行きつきます。 平日の午後の静けさの中、けだるい空気が流れています。 濃い緑の芝の上で昼寝する人、木陰のベンチに腰掛けて本を読む西洋人旅行者、語り合う恋人同士らしい若者など、時間が止まってしまったよう。 私は川べりの手すりに両手をつくと、悠々と流れるチャオプラヤー川を眺めます。 川を行き交う通勤用のボートや観光船のエンジン音と、船が起こす茶色の波が岸壁に打ちつけられる音、それに鳥の鳴き声しか聞こえない静かな午後。 川面を渡る風が水の匂いを運んできます。 私が生れるずっと前から、川はここにあり流れてきました。 何百年、何千年も昔から、人間の営みをこの川は黙って見てきました。 生と死、愛と憎しみ、平和と戦争、創造と破壊。。。 全てのことは移り変わっていくけど、チャオプラヤー川はこの地球が滅びる最後の日までここでゆったりと流れ続けていることでしょう。 仕事や毎日の生活でヒートアップした頭が冷えたら、私は夢から覚めたように店に戻ります。 人気プログランキングに登録中です。 もし、今日の日記でなんとなくほっとしていただけたら、クリックをお願いします。 面白プログ満載のランキング集にジャンプします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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