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カテゴリ:竹亭の日常。
WBCで日本チームが、強敵キューバを撃破して見事に初代チャンピオンになりましたね。
準決勝でも、因縁の韓国にそれまで連敗していたとはいえ、一番大事な対戦で見事に完勝して溜飲を下げた人も多かったことと思います。 タイでは野球はほとんど人気のない競技でテレビ中継がないので、私はネットの速報を見ながら応援していました。 王ジャパンの優勝。 とても嬉しいです。 サッカーの日本代表が勝った時と同じように嬉しいです。 ところで、日本や海外で暮らす日本人の多くが、日本という国に対して愛憎入り混じった様々な感情をもっていることと思います。 自分もそうです。 私はタイが好きだから、この国で死ぬまで暮らすでしょう。 日本はとてもいい国ですが、もう日本に戻って暮らしたいとは思いません。 もちろんタイで暮らした17年間に、日本に帰りたいと思ったことは何百回もあります。 でも、たとえ日本に引き揚げたところで、またすぐに脱出したくなるのが分っているから、思いとどまってきました。 そんな私でも、心に日本への愛国心があるのを自覚しています。 たとえばどんなスポーツでも、日本代表が勝つと思わずガッツポーズしたり跳びあがって喜びます。 それに、日本の社会のシステムやストレスだらけの環境は嫌いだけど、自分が生まれ自分を育み育ててくれた日本の風土や自然に対する思い入れはますます強くなっています。 日本の空や山や川や海の写真や映像を見ると、その胸に染入るような美しさに心をうたれます。 かけがえのないもの、守っていかなくてはいけないものだなと、しみじみ思います。 先夜、10年前からずっとラオスを撮り続けている友人の写真家川口正志さんと飲んでいたら、彼がラオスの日本大使館からラオスの人々に日本を紹介する写真展を開いてほしいと依頼された時、その大使館員が日本のことを「我が国」と呼んだことにとても新鮮な感動を覚えたと言っていました。 自分もこの「我が国」という言葉を聞いた時、シンガービールの酔いもあったでしょうが、いい言葉を聞いたなと清々しい気分になりました。 自分の中で、日本のことを日本と呼ぶのはなんだかわざと距離を置いているように感じられますが、「我が国」と言うと国と風土に対する愛着の気持ちが伝わってきます。 政治家が使うような堅苦しい言葉だと思っていましたが、改めて耳にすると、祖国への思い入れを感じる素晴らしい言葉だと思います。 私もこれから、日本のことを「我が国」と呼ぶようにしたいと思います。 ただ今、人気ブログランキングに参加中です。 もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いいたします。 人気ブログ満載のランキング集にジャンプします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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