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カテゴリ:竹亭の日常。
ここは看板屋さんがたくさん集まっている地区です。 私がいつも利用している業者もここにあるので、知り合いのデザイナーにアートワークをお願いした、シーロム店用の車輪付き看板の発注にきたのです。 透明感のあるグリーンがメインカラーで、料理写真も入れたきれいな看板です。 シーロムを歩く会社員や観光客の目を、しっかりとキャッチしてもらいたいものです。 ところで昔、このロータリーの一角に「ジュライ」という当時の日本人バックパッカーが集まる安旅社がありました。 写真が、中央の噴水のある公園から眺めた、今は廃墟と化した元「ジュライ」の建物です。 私も22,23才の頃、何度もここに泊まりました。 一泊100バーツ(約300円)の汚い安宿ですが、インド帰りの私にはとても快適で居心地のいい宿でした。 部屋は8畳くらいあって広いし、ペットボトルの飲料水が毎日一本無料だし、そのうえベッドシーツを毎日交換してくれるのです。 インドの安宿は、数週間連泊してもシーツを交換してくれないこともよくありますから、泥と汗と垢で薄黒くなったシーツではなく、洗剤の匂いの残るそこそこ白いベットシーツで毎晩眠れるのはとても幸せなことでした。 当時の私は、この先どうやって生きていくのかさえわからずいつも不安でしたが、なんとかなるさと高をくくって、漢方薬の甘い香りと、食べ物と香辛料の香りと、どぶの匂いの入り混じったチャイナタウンの路地を、厭きることなく汗まみれになって歩き回っていました。 この町に来ると、当時の真っ黒に日焼けした自分の幻影が見えるような気がします。 あれからもう20年たちました。 一瞬のうちに20年が過ぎ去りました。 気持ちは当時とちっとも変ってないけど、お腹が出てしまいました。_| ̄|○(笑) 今生は、あとどの位残っているのかわからないけど、今までそうだったようにやりたいことをやっていきます。 そして最後のその時に「今生もなかなかよかったな。来世はもっとよくなるな。」と呟きたいものです。 いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。 皆様の励ましが、この日記の原動力です。 もし、この日記を気に入っていただけたら、ぜひクリックをお願いいたします。 人気ブログ満載のランキング集にジャンプします。 あなたのブログワールドが広がりますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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