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テーマ:タイ(3305)
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昨夜の明け方、まだ半分夢の中で「タイで暮らしたいと初めて思ったのはいつだっただろう」という声が聞こえました。 だから今日はその事について書いてみます。 私がパキスタン航空で初めてドンムアン空港に降り立ったのは20歳の時(31年前)の12月でした。 格安チケットで生まれて初めての海外旅行で印度へ行く前に、トランジットで一泊したのです。 ところが、いきなり成田からフライトが5,6時間遅れてようやくドンムアン空港に到着したのが午前2時頃。 空気がもあっと生暖かいのに外国に来たことを実感しました。 とりあえず、予約してあるシーロムの安ホテルへ行くためにおっかなびっくり白タクに乗りました。 サイドミラーもバックミラーも無いことに走り出した後で気がついたけど、運転が上手なのには感心しました。 今と違って夜のバンコクは真っ暗でしたが、オートバイの若者たちがノーヘル、ジャンパーでかっ飛ばしているのに自由な空気を感じました。 でも安ホテルに到着すると、予定時間を大幅に過ぎていたため私の部屋は売られてしまっていました。 いきなり初日から宿無しかとびびりましたが、ホテルの人があちこちに電話して当時中級だったナライホテルに空き部屋を見つけてくれたのはついていました。 次の日のお昼前、今夜のバングラデッシュ航空に乗り継ぐためにチェックアウトしました。 でも実は、時計をタイ時間に治すことに気がつかなかったのでタイは本当はまだ午前10時でした。 しかし、荷物をホテルに預けるという知恵もなく重いナップザックをしょったまま、汗だくになりながらシーロム通りを当てもなく歩き出したのです。 でも、私はとても高揚していました。 凍えるように寒い真冬の東京から、一夜明けたら暑い南の国にいる。 見るもの聞くもの全てが生まれて初めてです。 好奇心の塊となった私は、シーロム通りから路地に入って足の向くまま彷徨います。 前にも一度ブログに書いたのですが、途中、美人局に引っかかって身ぐるみ剥がされる寸前に逃げ出して冷や汗をかいたりもしました。(爆) しかし不思議なことに、私はのんびりとしたバンコクの街並みになぜか懐かしい気持ちを感じていました。 自分は以前にここに来たことがある、というはっきりしたデジャブでした。 ただここにいて、この街と人々を眺めているだけでとてもリラックスした暖かい気持ちになっていました。 やがて陽が暮れはじめ、優しいオレンジ色に暮れなずみはじめた街を見ながら「ああ、いつかこの街で暮らしてみたい」と思い当時の日記にもそう記したのを覚えています。 それから私は印度、ネパール、タイへの長い旅を何度か繰り返した後、25歳の時、運良くバンコクで日本食レストランの仕事にありついて今度は働くためにドンムアンに降り立ちました。 ああ、願いは適うものなんだな。 自分はとてもラッキーなんだなと嬉しかった。 その時は、まさか永住することになるなんて思いもしなかったですが。^^ 日記を楽しんで頂けたら、下の3つのブログランキングのアイコンにぜひ応援クリックをお願いいたします。 皆様から頂く貴重な一票とコメントを励みに更新しています。^^ どうぞよろしくお願いいたします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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