はおめいの毎日

　父の入院先では午後９時に消灯。何もすることが出来ないので仕方なく簡易ベッドに横になったけれど、男性の６人部屋では、いびきは聞こえる、おならは響く、トイレに立つ人も後を絶たず？、ナースコールが聞こえるし、看護師さんは一晩に何度も見回りのお仕事・・・。

　もともと出先で熟睡できるタイプじゃないからほとんど寝られなかった。

　午前６時の起床時間前から起き出す患者さんもいる。ぼ～っとしながら簡易ベッドを片付けた。

　父はカテーテルを入れるために開けた傷口も止血が確認できて、早くも朝食を完食。医師からは「それほど長期の入院は必要ないでしょう。」と話があった。

　とりあえず帰宅してシャワー。午後授業のたこがワンたちの用足しを引き受けてくれたので、少し寝ることにした。

　本当は、すぐに郵便局や家裁に行かなければならなかったのだけれど、午前中は休む事にした。このまま運転するのはやめた方が身のためだ。

　とは言うものの、やはり短時間ぐっすりでリカバリーと言うわけには行かなかった。

　仕方なく起きた後は時間に追われながら、郵便局、父の署名不備が見つかって、病院へ。郵便局の書類提出がようやく済んで、いよいよタイムリミット間近というところで、思い違いをして社会保険事務所へ飛び込んで大恥！急いで家裁に走りこんでセーフ！あと３０分足らずで「受理不能」になるところだった。

　郵便局には父が行けたら手間も無かったのだが、行ける状態ではないので委任状などが必要になって一騒ぎとなった。

　家裁は母が亡くなって３ヵ月以内のギリギリ。明日では間に合わないところだった。

　本当は、簡保や家裁の手続きは、もっと早くからしていれば良かったのだが、地震騒ぎで、兄の動きが取れなかったため、これほどの差し迫った状態になってしまったのだ。もちろん、父が肺炎や持病で入退院を繰り返したことも影響大だ。

　私しか動けない状態だったのはきつかった。少しほっとした。