住まいの閑話
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takumi_kenchiku
いい家を作りたい、北陸で設計事務所を営んでいる建築家の言いたい放題
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昨日の夜柏崎より戻ってきました。現地の状況は想像以上にひどく、避難所や自宅で恐怖を抱きながら暮らし続けている人が多くいるのです。 私が行って思ったのは、現地の内と外では情報が違っていることです。現地では明らかにボランティアが不足していますが、それは外には伝わってきません。唯一あっている情報は「そこで地震が起きて困っている人たちがいる」ということだけです。全国のみなさんは何かしてあげたいと思っていても、その思いを受け取る受け皿が、あまり整っていないようでもありました。もっと現地の防災に対する組織づくりがしっかりしていればよかったと思いました。 ボランティアに一緒に参加したメンバーが言った言葉が印象に残っています。 「被災地では水がない、食べ物がないなどとなっているのに、被災地から近いここ(宿泊した長岡)ではスーパーで何気なく物を売っている、あるのが当然のように。そして何事もなかったように思える。」 私は建築に携わっていますので、現地では今にも倒れそうな家を二次災害が起きないように、崩れた家から材料を頂いてサポートで抑えることなど、建築の知識を生かせるボランティアをしてきました。ほかの方は被害者の話を聞いてあげて、どのようなことが必要なのか直接ニーズを聞いてあげていました。 被災地では物は揃いつつあります。(偏ってはいますが)しかし、被災地の人たちのニーズを聞いて動くことのできる、ボランティアが足りません。このままだと、建物だけではなく被災者自身が疲れて倒れる可能性があります。行ける人は全国防災支援ネットワーク会議のバードさんのブログで引き続き募集していますので宜しくお願いします。 私は今回のことで、もっと防災意識をもって生活していかなければと思いました。
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