PentaxKM
dimageG6001975年発売のKマウント採用のKシリーズの普及機、PentaxKMです。レンズカビ,露出計不動,シャッタ不良でジャンクのPentaxSPと同じような値段でした。シャッタに若干の不安は残りますが、カビもとれましたし、露出計も配線の引き直しでそれとなく動きました。スクリューマウントからKマウントへの移行期の第一シリーズで数年でMシリーズにその座譲ることになるちょっと不遇なKシリーズです。最上級機種のK2が縦走りメタルシャッタに自動露出、中級機種のKXが絞り直読窓,追針式露出計など最新の機能を搭載しているのに対しKMはSPをKマウント化したようなベーシックで保守的なカメラです。その後のングセラー機K1000の元となった機種でもあります。デザインとKマウント化、スイッチ不要の露出計ぐらいしか変更点は無く、実際内部はほとんどSPと同じですね。電池不要のフルマニュアルKマウント機といえば、このあとすぐに発売される小型設計のMXが人気機種ですが、修理等考えると無理のない設計でSP系列のKMのほうが有利ではと思います。純正安価のマウントアダプタでM42レンズを使うのも良いですが、意外に広いKマウントレンズ沼に引き込まれそうで怖いです(笑)