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2007年07月24日
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テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2006年
★★

鑑賞No:01408
製作:2006年
監督:鶴橋康夫
主演:豊川悦司/寺島しのぶ

渡辺淳一の同名小説の映画化。
小説が書けなくなり文壇から遠ざかっている恋愛小説家の村尾は、自分のファンと名乗る冬香を紹介される。
やがて2人は愛し合うようになり不倫関係を持つようになるが、村尾への愛と家族との板ばさみに苦しむ冬香は死を望むようになる。ある日、情事の最中に「殺して欲しい」とせがまれた村尾は冬香の首に手をかける・・・。

「愛ルケ」現象なる言葉ができるほど話題となった作品なので観てみたが、恋愛モノにはとんと疎い私にとって本作のよさは全く分からなかった。
モノの本では“究極の愛”などと謳っているが、所詮は不倫。自分たちの家族を省みず自分たちの欲望のみで逢瀬を重ねる思慮分別のない中年男女としか映らなかった。
“死ぬほど好きな人”に出会うこと自体はうらやましいこととは思うが、世の中自分たちだけのために回ってはいない。どう見ても私には2人のエゴとしか思えず、全く感情移入できなかった。
また裁判シーンも多々出てくるが、その割には踏み込みが甘いように思えた。原作は読んでいないので知らないが、長谷川京子が演じた女性検事はいかがなものか?裁判自体も盛り上がりに欠けたように思う。





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最終更新日  2007年07月24日 06時01分59秒
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