テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-1980年代
★★★★★
鑑賞No:00321 製作:1980年 監督:舛田利雄 主演:仲代達矢/あおい輝彦 日露戦争最大の激戦地である旅順の二百三高地の攻防戦を描いた戦争スペクタル。 日露戦争の戦況が次第に悪化する中、金沢の小学校教師・小賀は出征することとなる。 彼の部隊には豆腐屋の九市やヤクザの牛若、梅谷、吉川らがいた。 一方、旅順陥落のため陸軍に新たに編成された第三軍の司令官に乃木希典が就任、二百三高地を巡る死闘が始まる・・・。 色々な戦争映画は観てきたが、やはり人間を人間とも思わない戦争の醜悪さを目の当たりに見せつけらる映画である。 どんなに攻撃されようが、屍が積み重なろうが、前へ前へ進もうとする兵士たちを見ていると涙が出てくる。 国家のエゴのために犠牲となりながらも、「美しい日本」のため、そして守るべき人のため、尊い命を捧げた人々に哀悼の意を表したい。 そしてできるだけ多くの人にこの映画を観てもらって、愚かな戦争を二度と起こさないような世の中にして欲しい。そんな気持ちにさせる作品だった。 さだまさしの「防人の詩」の歌詞は少々疑問だが、メロディはとても映画にマッチしており効果的だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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