テーマ:映画鑑賞(1112)
カテゴリ:邦画-1990年代
★★★+
鑑賞No:00829 製作:1996年 監督:市川崑 出演:豊川悦司/浅野ゆう子/高橋和也 <市川崑/金田一耕助シリーズ> 八つ墓村で起こった連続殺人事件に、名探偵・金田一耕助が挑む本格推理サスペンス。 岡山と鳥取の県境に位置する山村の八つ墓村は、戦国時代に村人によって惨殺された8人の落武者の祟りがあると言い伝えられていた。そんな村の青年・辰弥は村の資産家・田治見要蔵の遺児であることを知らされ、田治見家を継ぐように言われる。このことを巡って、村で次々と連続殺人事件が起こることに・・・。 遺産相続、祟り、鍾乳洞、双子の老婆・・・・といった具合に横溝ミステリー特有のキーワードが出てきてミステリアスな雰囲気を醸し出している。 本作の題材となった津山事件は1938年に起こっており、別名“津山30人殺し”として有名な大量殺人事件が実際に起こっているだけに、単なるフィクションにとどまらないおどろおおどろしさが醸し出されている作品である。 本作は1951年に片岡千恵蔵の金田一、1977年には渥美清の金田一で映画化されている。本作の豊川悦司の金田一とあわせ、石坂・金田一、古谷・金田一を見慣れた人には映画版・八つ墓村は、他の横溝作品と比べ少し趣が異なる映画となっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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