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2008年11月04日
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テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:洋画-2007年
★★★+

鑑賞No:01642
製作:2007年
監督:マイク・ニコルズ
出演:トム・ハンクス/ジュリア・ロバーツ

80年代、自らの立場を超えてアフガニスタンからソ連軍を撤退させようとした下院議員の実話を基にした政治ドラマ。
1980年、ニュース番組でソ連に侵攻されたアフガニスタンの現状を目にした下院議員のチャーリー・ウィルソン。衝撃を受けた彼は、わずか500万ドルのアフガン支援予算を倍額にするよう政府に働きかける。しかし米国はソ連との対立を避けたいため表だって動けないと知ったチャーリーはCIAのガストを参謀にしてアフガンのゲリラに武器を提供する計画を極秘に進めるが・・・・。

実話に基づいているので基本的な部分は事実なのでしょうが、トム・ハンクスが演じている少々お気楽な議員振りと同様、ストーリーが薄っぺらい。これだけの題材だからもっと重厚に扱ってもよかったのでは? あまりに話がトントン拍子に進む様に、実話というセールスポイントが妙に嘘くさく聞こえなくもなかった。そして一人の下院議員にこれだけのことができる米国という国が空恐ろしくも感じた。アフガン難民を助けたいという気持ちはいいかもしれないが、所詮はゲリラに武器提供して影で戦争を助長し、挙句の果ては9.11テロにつながっていく・・・・。世界を変えたといいながらその影で暴力の犠牲になっているのは弱者であることは描ききれていない。そもそもトム・ハンクスというキャスティングに問題があったのかもしれない。その反面、フィリップ・シーモア・ホフマンの強烈な印象の残る演技はよかった。





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最終更新日  2008年11月04日 04時45分58秒
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