テーマ:映画鑑賞(1110)
カテゴリ:邦画-2008年
★★★★
鑑賞No:01687 製作:2008年 監督:堤幸彦 出演:唐沢寿明/豊川悦司/常盤貴子/香川照之 浦沢直樹のSFサスペンス漫画の映画化。 若い頃はロックスターを目指していたが、今は実家のコンビニを継ぎながら、失踪した姉の子供の面倒もみているケンヂ。そんなある日、同窓会に出席したケンヂは昔の仲間から、「ともだち」と呼ばれる教祖が率いるカルト宗教の集団が、ケンヂが子供の頃書いた「よげんの書」とそっくりの事件を起こしていることを聞く。その後、仲間の一人ドンキーが殺されるが、その死に「ともだち」が関わっていることを知ったケンヂはその謎を解こうとする・・・・。 荒唐無稽な内容だが、それはそれで結構楽しめた。ただ映像的には安っぽく、ひと昔もふた昔も前の映像のようでリアル感は感じられなかったのが残念。 あと、3部作という構成上仕方がないかもしれないが、最後まで「ともだち」の正体が明かされず、第1章を観終わった時点ではなんかモヤモヤ感が残る感じは拭えなかった。それ以外にも、ドンキーは理科室で何を見たのか? よげんの書を知るもう一人の男とは? カンナの本当の父親は? 大晦日の夜、結局どうなったのか? 謎ばかり残ってしまった。(続編を観ろということだろうけど・・・・) キャスト数は多く、多彩なのは凄かった。3部作通して計300名の主要キャストが登場するらしいが、チョイ役で使われている有名人も多く、もったいない使い方ではある。ただキャストが多い分、人物が小まめに描かれていないのでやや分かりにくい。しかし、役者と子役が妙に酷似している点は感心する。(特徴を捉えた子役をよく探してきている) 劇場まで観に行く予定はないが、続編が気になる一作。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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