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2009年03月08日
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テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2008年
★★+

鑑賞No:01707
製作:2008年
監督:北野武
出演:ビートたけし/樋口可南子/柳優怜/麻生久美子

裕福な家に生まれ、幼いころから絵を描くことだけに集中してきた真知寿は将来、画家になることを夢みていた。しかし父親の会社が倒産し、両親の自殺、貧乏生活、画家仲間の事故死などを経験しながらも絵を描き続けていた。そんな彼の前に唯一の理解者ともいえる幸子が現れる。二人は結婚し、幸子は働きながら彼を支えるが、いくら創作に励んでも絵は一向に認められず売れなかった・・・・。

北野作品は個人的には当たり外れの多い気がする。そして前作の「監督・ばんざい!」でとうとう北野作品の限界を感じたというか、世間の評価に疑問を感じぜらるをえなくなってきた。この作品は「監督・ばんざい!」ほどではないにしろ、自分がやりたいことのみ追求する我儘で自己満足的な映画のような気がして、共鳴するものはなかった。出てくる絵(北野武の絵?)もよく分からない絵だし、画商が言う評価も納得。絵に象徴されるような映画だと思った。
あと、多少憤りを感じるのは、死に対するあまりにも安直な描き方。笑いを取ろうとしているのか分からないが、そうであれば徹底したコメディにして欲しい。そういう意味でも中途半端で高評価しがたい。





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最終更新日  2009年03月08日 08時27分10秒
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