テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2000-04年
★★★+
鑑賞No:01004 製作:2000年 監督:深作欣二 出演:藤原竜也/前田亜季/ビートたけし/山本太郎 新世紀の初め。自信喪失し、子供たちを恐れた大人たちは新世紀教育改革法、通称“BR法”を可決、施行する。それは年に一度、全国の中学校から1クラスが選ばれ、脱出不可能な無人島でコンピュータの厳重な管理の下、最後の一人になるまで殺し合いをするというものだった。そして今回、岩城学園中学の3年B組が選ばれ、まさに殺し合いが始まろうとしていた・・・・。 ゲーム感覚、非現実世界として完全に割り切って観れるなら、ハラハラ ドキドキできて楽しめる映画かもしれない。ただ、この映画を観て何が残るのか? 命の尊厳、愛情、友情、信頼・・・・、そんなことを全く考えずに観ても本当に楽しめるか? 少なくとも将来ある子供たちには観せるべき映画ではないと強く感じられた。 製作サイドとしてはそれなりにメッセージがあるのだろうけれど、そのメッセージが本当に伝わるかは疑問。間違った解釈をされる危険性のある映画であり、今の世の中に多い自己中心的考えを許容した映画とも受け取れる恐ろしい映画である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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