テーマ:映画鑑賞(1110)
カテゴリ:邦画-2008年
★★★★+
鑑賞No:01716 製作:2008年 監督:滝田洋二郎 出演:本木雅弘/広末涼子/余貴美子/山崎努 所属する楽団が経営不振で解散し、職を失ってしまったチェロ奏者の大悟。幼いころから続けてきたチェロ演奏をやめ、妻の美香とともに実家のある山形に戻ってくる。早速仕事を探す大悟だったが、求人広告に惹かれ訪れた会社で即採用となる。しかしその会社は最初思っていた旅行代理店ではなく、遺体を棺に納める納棺師という仕事をする会社だった・・・・。 第81回アカデミー賞で邦画として外国映画賞を獲得した話題の作品。 冠婚葬祭の中で“葬”をメインとした映画というのはあまりなく、伊丹監督の「お葬式」があまりにも鮮烈な印象を受けた映画でしたが、本作はそれ以来でしょうか・・・。 そういえば「お葬式」にも主演で山崎努さんが出ていましたが、縁があるのか、そういう雰囲気に合っているのでしょうか? この映画を観るまでは、納棺も含めて葬儀屋さんの仕事と思っており、納棺師なる職業があることを知らなかったのですが、大変な仕事である反面、礼節を持って死者に向かい合い旅立ちのためのお手伝いをするという、一種尊き職業だなと感じさせられました。しかしながら、入社早々月給50万円とか、贖罪のためにこの職業についているとか、子供がイジメに合うなど、この職業に対する現実の負の部分も見せられます。 それでもこの映画で納棺師という職業は少なくとも見直される気がします。 映画自体は笑いあり涙ありですが、ラストで実の父親の納棺を行うシーンは思わずグッときました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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