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2011年01月23日
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テーマ:映画鑑賞(1110)
カテゴリ:邦画-2010年
★★★★

鑑賞No:02031
製作:2010年
監督:中島哲也
出演:松たか子/岡田将生/木村佳乃/高橋努

<1/14~ DVDレンタル開始>

ある中学校の終業式直後のホームルームで、担任の森口悠子は37人の生徒の前で告白を始める。自分の娘が死に、警察には事故死と判断されたが、実は事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたと・・・・。事件に関わった人々の告白によって真相が明らかになっていく中、犯人に対し森口が与えた壮絶な罰によって犯人の生徒に対する復讐が遂げられていく・・・・。

冒頭からいきなり始まり、延々と30分にわたる松たか子演じる森口悠子の告白。その内容は衝撃的で、彼女の淡々とした口調に空恐ろしい恐怖を感じながらも、告白内容に惹きつけられていく。松たか子によるメインの告白はこの30分間で、内容的には完結しており、ショートストーリーとしても成り立っている。しかし、この告白後、後日譚のような内容が実は本編であり、告白内容よりも衝撃的な展開をしていく復讐劇となる。直接的には手をほとんどかけず、精神的にじわじわと追い込んでいき、自分と同じ最愛のものを失う恐怖と悲しみを味合わそうとする究極の復讐に、戦慄を覚えながら見てしまった。
主人公の気持ちも分かるが、決して後味のよい映画ではない。ただ、主人公の一方的な告白とせず、関係者それぞれの立場からの告白を交えていることで事件の真相により迫ることができる。





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最終更新日  2011年01月23日 09時29分17秒
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