テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2011年
★★★+
鑑賞No:02167 製作:2011年 監督:小林聖太郎 出演:小泉今日子/永瀬正敏/矢部光祐/小西舞優 漫画家のリエコは、子育てに家事、仕事と毎日大忙し。そこに、アルコール依存症で入院していた元戦場カメラマンの夫・カモシダが勝手に退院して帰ってくる。彼は断酒宣言をしてリエコたちと暮らし始め、作家になると宣言するが、原稿も書かず、再び酒に手をだし、暴れるようになる。子供たちのことを考えたエリコはカモシダに離婚届を渡すが・・・・。 まさにキョンキョンのための映画。若い頃は大好きだったが、歌も演技もイマイチの小泉今日子。しかし、年を重ねるごとに演技がなじんで自然になってきた。演技がうまいというのではなく、キョンキョン独特の雰囲気を醸し出した、生意気な口調の中にもどこか愛嬌のある、何とも言えない自然体の演技。それがこの映画ではよく出ている。共演の永瀬とのやり取りも、まるで小気味よい漫才でも見ているように面白い。息がピタリと合っているのは、やはり元夫婦の成せるワザか? どうしょうもない永瀬演じる夫に対し、完全に突き放せないエリコを見ているとじれったく、また懲りないカモシダにはいい加減腹を立てながら見ていたが、アルコール依存症の実態を知らないので、実は本当に苦しんでいたのはカモシダだということが最後に分かってくる。漫画を交えながらの、軽いタッチのホームドラマかと思ったが、いやいや、なかなか重いですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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