稲穂が夕焼に染まって
すっかり刈り入れがすんだ田も多いが、今日通りかかったこのあたりの田はまだ稲穂がたわわに実っていて、いかにも田園地帯の夕暮れ、な風情に貢献している。あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月鎌倉時代の僧、明恵(みょうえ)上人の歌。「あか」は「明」で「赤」ではないのだけれど、なんとなく思い出されて。一番最初に思い浮かべた「夕陽あかあかとこおろぎ鳴く」で始まる近代詩の方は検索しても出てこない。きっと詞を間違えているのだろう。北原白秋か誰か。気になるなあ。これも。いや!待てよ、「夕陽華やかにこおろぎ鳴く」だったか・・・・検索。ヒットなし。あああああ。気になる。気を落ち着けて。コ-ヒ-でも入れよう。「珈琲島」で買った10月の限定コ-ヒ-は「月のしずく」。名前もよいけど味もよい。なめらかなほろ苦さが秋の夜にしっくりと。このお店では待っている間ミニカップのコ-ヒ-をいつも出してくれるので嬉しい。