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カテゴリ:’10冬ドラマ
【第6回視聴率追加済】(2/22) 第6回の視聴率は、前回の6.9%から急上昇して、10.9%でした。 10%台に戻って良かったです♪ * * * はな先生(松坂慶子)、百人一首、すごく強かったですね。 こい(成海璃子)が頼んで、勝負したんですが、少し聞いただけで瞬く間に取り、こいは1枚も取れませんでした。 こいへの手紙にあった「むすめふさほせ」って、百人一首のアドバイスのようです。 こいは、この意味が分かりませんでしたが、百人一首ファンなら、これは有名ですよね。 最初の1字を聞いただけで、札が特定できる句です。 む 「村雨の露もまだひぬまきの葉に 霧立ちのぼる秋の夕暮れ」 す 「住みの江の岸に寄るなみよるさへや 夢のかよひぢ人目よくらむ」 め 「巡りあひて見しやそれとも分かぬまに 雲がくれにし夜半の月かな」 ふ 「吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ」 さ 「さびしさに宿を立ち出でてながむれば いづこも同じ秋の夕暮」 ほ 「ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる」 せ 「瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ」
こういう、そこまで読まれればその札だと確定できるという部分のことを“決まり字”と言うそうです。 冒頭の1字で1首に決まるのは、1枚札。 これが「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」です。
冒頭の1文字で2首まで限定できる札を「2枚札」と言います。 「う・つ・し・も・ゆ」です。 う・・・うら、うか つ・・・つく、つき し・・・しら、しの も・・・もろ、もも ゆ・・・ゆら、ゆふ
札の場所を覚えておけば、冒頭のこの1文字、2文字を聞けば、すぐ取れるんですね。 3枚札や4枚札もあります。 そうなると、歌の世界を楽しむという感じではなくなりますけど・・・
おはな先生は、こいの恋を見て、自分の初恋を思い出し、相手の男性、まさみち様に会いに行ってしまいました。 まさみち様は次男で、かつて江戸に来て、おはな先生の父から学問を学んでいました。 おはな先生と仲良く一緒に学問をしました。 でも、長男が亡くなってしまったので、田舎に帰って家の跡を継ぐことになってしまいました。 おはな先生は、一緒に来て欲しいと言われたのに、行かなかったそうです。 学問の道を選んでしまったんですね。 だけど・・・ どうなんでしょうね? 私は今更、初恋の人なんて会いたくないですが・・・ 素敵なままの思い出にしておきたいですけどね。 おはな先生は、まさみち様がその後、どうなったのか、結婚したのか子供はいるのかとか、いろいろ知りたくなったようです。 知ったら、自分の恋に終止符が打てるということでしょうか?
「花さそふ あらしの庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり」
この句で心境を説明しました(下記の句の説明参照) 「ふりゆく」というのは、花びらが「降りゆく」のだと思っていましたが、「古りゆく」、老いてゆくという意味もあったんですね。 知りませんでした。 確かに、それなら「ふりゆくものは わが身なりけり」がすらっと分かりますね。 散りゆく桜の花びらの切ない情景と、わが身が老いてゆくという切なさが重ね合わされていたんですね。 素晴らしい句でした。 おはな先生は、この句のような気持ちになったようです。
百敷屋の主人、徳兵衛(大和田伸也)から由良(平岡祐太)のことを聞いた門田(寺田農)は、由良に刺客を送りました。 由良は、一命は取り留めましたが、肩を怪我してしまいました。 これからもまた襲われそうで怖いです。 昔の父のことを知っているので、口封じでしょうか? かるた大会の日本橋本戦も気になりますが、由良のことが心配です。
予告編だと、長屋を出て行ってしまうとか・・・ こいとの恋の行方はどうなってしまうのでしょうか? 刺客に殺されませんように・・・
【視聴率推移】 (関東地区) [1回]10.9% [2回]11.8% [3回]11.6% [4回]8.8% [5回]6.9% [6回]10.9%
【第6回に登場した百人一首】 (公式HPより) 花さそふ 嵐のあらしの庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり 作者 入道前太政大臣 藤原公経 (にゅうどうさきのだじょうだいじん ふじわらのきんつね) おはな先生が自分の心情と重ね合わせていた歌がこの歌でした。 ポイントは「ふりゆく」です。意味が二つあります。「降りゆく」という、文字通り、桜の花びらが散り、降っているという意味の「ふりゆく」。もう一つは「古りゆく」という漢字をあてます。これは歳をとってゆく、老いてゆくという意味になります。 歌全体の意味としては、「桜の花びらを誘うように散らす嵐の吹く庭の、雪のようにふりゆくものは、花びらではなく、実は老いてゆく私なのだ。」ということになります。 散りゆく桜の花びらの切ない情景とわが身が老いてゆくという身体の感覚が重ねあわされて、気持ちだけでなく肉体に訴えかけてくるような歌に仕上がっています。 おはな先生とおこいちゃんが嵐雪堂の庭で降っているのを見たのは梅の花でした。桜はこれから咲く季節を迎えます。「ふりゆく」とは言いながらいつも心の中に次の花を咲かせたいと思う心を垣間見たような気もします。 かつての恋の行方を確かめる為に旅に出たおはな先生。その表情を見ていると、心の中には新たな花のつぼみが育まれているように見えました。おはな先生の旅立った先ではどんなことが待っているのでしょうか?
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最終更新日
2010年02月22日 16時36分24秒
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