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カテゴリ:朝ドラ
高校野球、準決勝、「花巻東0-2延岡学園」で、延岡学園が勝ちました。 どちらも、『あまちゃん』のオープニング曲をよく演奏するチームで『あまちゃん』だらけでした♪ 花巻東、岩手県代表で、『あまちゃん』の地元だったのに、残念でした。 もう1試合は、「前橋育英4―1日大山形」。 決勝戦は、「前橋育英(群馬)―延岡学園(宮崎)」です。
うっちゃんこと、内村光良さんの新コント番組『LIFE』に、『あまちゃん』の脚本家の宮藤官九郎さんが出演しました。 以前は、クドカンと呼びましたが、今回は宮藤さんと呼びます♪ 宮藤さんは、「笑う犬」シリーズ(1998年~)で作家をしていたとの事で、内村さんとはその頃からの付き合いだそうです。 まだ、「あまちゃん」が1週目の放送時に、一番最初に内村さんに「あまちゃん、面白いよ」と言われたそうです。 その時からツバつけられたようなもんだと(笑) それで今回の出演になったようです♪ 宮藤さん、トークだけでなく、「あまちゃん」のコントとラーメン屋のコントにも出演♪ 面白かったです♪ 内村さんの代役アキちゃんと、塚地武雄さんの代役ユイちゃん、不気味だったです(笑) それ以上に、コントの内容が「あまちゃん」のパロディーになっていて、面白かったです♪ そのコントを書きます。
【副題】「あまちゃん」知られざるその裏側 写真付きの全体の流れは、公式HPで。 語り「これはある人気ドラマの現場で起きた本当のようなウソのような話」 <出演>内村光良、田中直樹、西田尚美、坪倉由幸、池田一真、塚本高史、塚地武雅、宮藤官九郎
・喫茶リアスのセット内 AD「じゃあ、続いて、シーン7。リアスにアキちゃんが登場するシーン、本番いきま~す!」 宮藤官九郎が入ってくる。 宮藤「おはようございま~す」とセットの方に行く。 AD[ああ、ちょっとちょっと、あんた、エキストラ?」 宮藤「ああ、いやいや、エキストラじゃなくて、ちょっと見学したいなと思って。 いや、僕、あの、脚本の・・・」 監督(田中直樹)が来る。 監督「どうも。おはようございます」 宮藤「監督、どうも。おはようございます」 監督(ADに)「どうした?」 AD「それが見学したいとか、勝手に」 監督(メガホンでADの頭を叩き)「馬鹿か、おまえ! この人はこの『あまちゃん』の脚本家、宮藤官九郎さんだぞ! おまえ」 AD「えっ? そうなんですか?! こんなヒョロスケが?!」 宮藤「ヒョロスケ?」 監督「宮藤さん、どうもすいません。 こいつ、今日付でクビにしますから」 宮藤「いや、いいですよ、そんな! ごめんね、ごめんね、何か」 AD、帽子を脱いで頭を下げる。 宮藤「大丈夫です。大丈夫です。はい」 監督「なんか、すいません。で、今日は?」 宮藤「たまにはちょっと現場見学しようかなと思って。いいっすか?」 監督「なるほど。(ADに)おい、椅子、用意して」 AD[あ、はい」と取りに行く。 宮藤「あ、すいません。お願いします」 監督「何か気になる事があったら、もうガンガン意見聞かせて下さいね」 宮藤「いやいや、作品はもう脚本家の手、離れたらもう監督の物ですから。 もう思うようにやって下さい」 監督「ありがとうございます。ご期待に添えるよう、頑張ります!」と頭を下げる。 宮藤「お願いします」 監督「よっしゃ! じゃ、皆、行こうか!」 宮藤「楽しみだな」
海女姿の格好の代役アキ(内村光良)が入ってきて、宮藤と目が合い、頭を下げ、通り過ぎる。 宮藤も頭を下げる。 宮藤「えっ?」 AD「ここ、座っていいっすよ」と、モニターの近くに持ってきた椅子を指す。 宮藤「あ、はい」と座る。 AD「じゃ、本番、いきます。シーン7、リアスにアキちゃんが登場するシーン。用意スタート」 代役アキが入ってきて、カラオケの場所に行く。 代役アキ「ああ。『潮騒のメモリー』、まだうまぐ歌えないから練習すっぺ」 宮藤「ちょっと待って下さい。すいません。すいません」と前へ出て止める。 監督「ああ・・・ちょっとカメラ止めて」 宮藤「ごめんなさい」 監督「なんすか?」 宮藤「あの、すいません。 まさかと思うんですけど、あれ、誰ですか?」 監督「誰って、アキちゃんですけど」 宮藤「ええっ? いやいや、え? 能年ちゃんは?」 監督「そうかそうか、言ってなかったな。 実はですね、能年ちゃん、今日、急に来れなくなっちゃったんですよ」 宮藤「ええっ?!」 監督「で、この回だけ急に代役で撮る事になったんです」 宮藤「だ、代役?!」 監督「じぇじぇですよね」 宮藤「いやいや、笑い事じゃないですよ! じぇじぇじゃないですよ。 え? 何で能年ちゃん、来れないすか?」 AD「能年ちゃん、海ほたる、遊びに行って帰って来れなくなっちゃったって」 宮藤「そんな事で? だったら、待ちませんか?」 監督「う~ん。 でも、撮影スケジュール、これ以上、押せないんですよねえ」 宮藤「ああ・・・」 監督「あ、ベテランエキストラの金沢さんです」 代役アキ「金沢時子です。 皆からは金時ちゃんて言われてるんだ。 頑張ります♪」 宮藤「頑張りますって言われてもなあ・・・」 監督「大丈夫ですって。 なぜなら金沢さん、あまちゃんの大ファンなんですから」 宮藤「大ファンならOKって事じゃないですよね?」 代役アキ「おら、朝と昼の再放送、録画して毎日4回ずつ見てるから、大丈夫だ。 だから、アキちゃんの代役、あ、シャドウは完璧だ」 AD「すいません。シャドウっつうのは、あまちゃんに出てくる主役が何かしらの理由で来られなくなった時のピンチヒッターの事です」 宮藤「うん。知ってる知ってる。俺が書いてるからね。それ」 代役アキ「先生、あの・・・ここの気持ち、どんな気持ちで言ったらいいんだ?」 宮藤「いやいや、気持ち以前の問題だから、今」 代役アキ「おら、能年さんから役を奪うくらいの気持ちでやっでっから!」 宮藤「(笑って)・・・」 監督「なんか、すいませんねえ。 宮藤さんが折角来てくれた時に限って、こんなバタバタしちゃって・・・」 宮藤「いやいや、逆に来て良かったですよ。 だって、俺がもし来なかったら、このままいってたわけですよね?」 監督「行く方向にありましたね」 宮藤「いやいや、行っちゃ、まずいですよ。 だって、前まで能年さんがやってて、今回だけ、金時ちゃんになって、また、能年ちゃんになるわけですよね? これ、繋がりますかね?」 監督「繋がりは・・・大丈夫だよな?」 AD「大丈夫っす!」 宮藤「軽いな。何が大丈夫なんだよ。全然・・・」 代役アキ「おら、繋げっから」 宮藤「いや、あなただから繋がんないんですよ」 AD(台本で顔を隠して)「じゃあ、本は繋がってんのかよ」 宮藤「え?」 大道具「おいおい、いつまで待たせんだ。こら」 メイク「そもそもさ、小ネタばっか入れすぎちゃってるから撮影押しちゃってんじゃないの?」 スタッフ「そうそう。細かいギャグ、多すぎんだよな」 宮藤「酷い言われようだな~」 監督「という事で、ここはしょうがないですよ。時間ないし・・・」 宮藤「いや~、でも、何しろ、作品の根幹に関わる部分ですから。 これ、やめといた方がいいと思いますよ、ホント」 監督「作品は脚本家の手を離れたら監督の物だって言いましたよね? 監督、誰っすか? 俺っすよね! だったら、俺の好きにしてよくなくないすか!」 宮藤「こわっ・・・そりゃ言いましたけど・・・」 監督「さっきの言葉は嘘だったんですか? 脚本家が現場に口出していいんですか?!」 宮藤「分かりましたよ。じゃあ、もういいです。やって下さい」 監督「よっしゃあ! やっと脚本家の宮藤官九郎大先生からOKもらったから、皆、行こうか!」 一同「はい!」 メイク、宮藤の前に来て、舌打ちする。 宮藤「殺伐としてんな、この現場」 AD「それではシーン7。 アキちゃんのセリフから開始します。 用意スタート」
代役アキが入って来て、カラオケの前に行く。 代役アキ「ああ、『潮騒のメモリー』まだうまく歌えねえから練習すっぺ」 宮藤「そもそも芝居がドヘタなんですよね」 『潮騒のメモリー』のイントロがかかる。 代役アキ「来て~よ♪ ふ~んふ~ん♪ とびふ~ん♪・・・」 宮藤「ごめんなさい。ちょっとすいません・・・」と止める。 監督「なんすか!」 宮藤「いや、ちょっと、大事な曲なんですよ、これ。作品のあのその・・・」 監督「出ましたよ。脚本家からのクレームが」 AD「またかよ!」 監督「じゃあ、ここはハミングの練習って事に台本変更しま~す」 AD「じゃあ、シーン7、アキちゃんのハミングから。用意スタート」
代役アキ、『潮騒のメモリー』をハミング♪ 代役アキ「ユイちゃん」 「1日車掌」の格好をした代役ユイ(塚地武雄)が立っている。 代役ユイ「アキちゃん、練習、頑張ってる?」
宮藤「これ、絶対ダメ! 絶対、無理! これ、絶対ダメでしょう、今の。 声、聞こえねえもん、全然。 え? 繋がる? これ?」 監督「繋がるよな?」 AD「大丈夫っす」 宮藤「待って。本当に繋がんの?」 AD[繋がります」 宮藤「すげえな、ドラマって」
代役アキちゃんの「あまちゃん」オープニングのパロディー。 写真は、こちら(公式HP)。
内村さんのアキちゃん、ちょっと目の辺りが似てたような気もします♪ 特に、オープニングの真似は素晴らしかったです♪ 喫茶リアスのセットは本物を使ったそうで、さすが、同じNHKですね(^^) 塚地さんのユイちゃんは、カツラの毛が肩の所でうまくカールしなくて、作り直して貰ったりして、手間がかかったそうです。 宮藤さんは、ユイちゃんの方を特に褒めましたが、私は内村さんのアキちゃんより一層、不気味でした(笑) 宮藤さん、さすが劇団員でもあるだけあって、演技、上手でした♪ 松尾スズキさん(喫茶店のマスター・甲斐さん役)主宰の劇団「大人計画」に所属しています。 映画「ゲゲゲの女房」で、水木しげる役もやりました。 宮藤さんが出るかどうかは別にして、「あまちゃん」コント、シリーズ化して、またやって欲しいです(^^)
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