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カテゴリ:ドラマ
「予測不能のラスト!二匹の龍…涙の終結」 最終回の視聴率は、前回の9.4%より大きく上がって、11.3%(関東)でした♪ 全話平均10.4%でした。 竜哉とイクオ、どちらも死んでしまって、切なかったです(涙) でも、「○○妻」の唐突な死とは違い、こちらは予想の範囲内の死で、これが一番無難な終わらせ方だろうという気もしました(^^) 結局、イクオは美月との明るい未来より、竜哉との20年間、復讐を誓い合って危険を共にしてきた絆の方が強かったという事かな?(^^;) 「正義」について、いろいろ出てきましたが、「相棒」の正義とは違って、このドラマ内の正義は、タイトル通り、「愛こそ正義」らしいです(汗) 最後、美月がウロボロスのペンダントを握りしめて言った言葉。 「ウロボロス…永遠や無限、死と再生、創造と破壊、2人が貫いたその愛は正義だったんですか?」 その愛が正義とは思えませんが、その他にも、北川総監(中村橋之助)が「狂った愛こそ正義」と語ったり、イクオが自分達は正義だと思っていないと言ったり・・・ 2人は、復讐を果たすためには手段を選ばなかったし、復讐は、正義のためにするのではなく、愛のためにしたのでしょう♪ それなのに、結子を殺した張本人を殺さなくて、ちょっと物足りない気もしましたが、「父さんを許して」と泣いて懇願する息子の前では、とても殺せないでしょう(^^;) 北川本人は長々と裁判になるより、殺された方がいいと思っていたようですが、息子が守ってくれて嬉しかったでしょう♪ 家族に愛はないと言っていたのに、ちゃんと息子を守りました。 北川総監はイクオの父なので、彼は弟になります。 血の繋がりを竜哉は大切にしました。 殺さなくて、良かったです(^^)
あらすじと後半のクライマックス部分のシ-ンを書きます。 北川総監が結子を銃殺した張本人で、彼はイクオの父でもありました。 北川は、子供の頃、林間学校に行って留守だった時に、両親と妹が惨殺されてしまいました。 その犯人には妻と娘がいましたが、離婚。 戸籍を洗うために、娘は養女に出され、竜崎という姓になりました。 そうとは知らず、北川、大人になって愛した女性と家族を作ろうと思ったら、彼女が自分の家族を惨殺した犯人の娘だったと知って、別れました。 彼女のおなかにイクオがいましたが、北川は知りませんでした。 その後、上司の勧める人と結婚して子供も設け、家族を造りましたが、どこか家族ごっこをしているような気がしたとの事。 そんなある日、竜崎が病死する寸前に連絡してきて、イクオが自分の息子だと託された。 でも、彼を愛していないので、「まほろば」に入れたとの事。 結子は北川の命令で、この施設を任されていましたが、3年間で7名の子供が犠牲になったのに心を痛め、日比野がこの件に気づいて告発しようとしているのに協力。 主治医の早乙女の自殺で、まほろばが閉鎖される事になり、残った子供達が余所へ移される事になりました。 でも、どこへ連れて行くのか結子が北川に聞いても答えて貰えず、ゼロ達に任さればいいと言われ、不安に。 その会話を盗み聞きしたイクオを、北川が結子に殺せと命令。 結子は振り返ってイクオに銃を向けましたが、咄嗟にまた振り向いて北川に向けました。 しかし、既に銃を構えていた北川に撃たれ、結子は倒れる時、発砲。北川の近くにいたゼロの一人に当たりました。 イクオは、自分の父が大切な結子先生を殺したと思いたくなくて、その記憶を忘れました。 思い出せなかったのではなく、思い出したくない記憶でした(汗)
竜哉は、北川総監宅で息子と妻を縛り上げて、立てこもりました。 帰ってきた北川と彼を守りに来た蝶野刑事に対し、息子を人質に対峙しました。 イクオも北川宅に来て、銃を2人に突き付け、完全に掌握しました。 竜哉は一人で復讐するつもりでしたが、イクオは美月に別れの書き置きを残し、竜哉と行動を共にする道を選びました。 息子と妻と蝶野を一室に閉じ込め、2人は、北川と別室で対峙し、20年前の真実を聞きました。 竜哉「あんたは何がしたかったんだ? こいつはあんたの息子だろ?」 北川「愛してなかったからだよ。君の親が君を捨てたようにね。 利己的で愚かな親が子供を捨てて、あるいは殺し、そして、心に傷を負った子供達が成長して、また負の連鎖が続く。 だが、まほろばの顧客は正反対だった。利己的である事は同じだろうが、彼らは我が子の命を救うために、人の道を踏み外す覚悟を持っていた。 我々に協力していた早乙女もそうだ。良心の呵責をに心さいなまれながらも、彼は自分の娘を救うために、見ず知らずの少女を犠牲にした。 私は感動した。いや、羨ましかったよ。彼らのその狂った愛こそ正義だとな。ハハハ…」 竜哉が北川を殺そうとしましたが、イクオが自分がやると。 イクオ「僕がやる。この男は僕がやらなきゃならないんだよ」 北川「それでいい。柏葉結子のために、お前の正義を貫け」 イクオ「僕らは自分達がやってきた事が正義だなんて思ってない。 20年間、人の道から外れて生きてきた。結子先生にだって叱られるに決まってる。 ホントは別の生き方をした方が良かったって事も分かってる。 きっとそれを選ぶ事もできた筈だ。それでも…それでもこっちを選んだんだ。 だから、僕は、あんたをここで裁く」 「さすが私の息子だ。イクオ…」 「黙れ! お前を僕の父親とは認めない。死ね!」 「やめろ!」と、いつの間にか、北川の息子が縄を解いて来て、イクオに向けて銃を構えている。 竜哉が「おい。よこせ」と彼から銃を取ろうとして、撃たれてしまいました。 逆上したイクオが彼に発砲。咄嗟に北川が息子を庇って肩を撃たれました。 イクオは更に北川を撃とうと構えましたが・・・ 「父さんを許してあげて下さい。 僕の事、撃ってもいいから、父さんを助けてあげて下さい・・・」と、息子が泣いて頼む。 イクオ「どけ!」と銃を構える。 竜哉、その銃を握り、降ろさせる。 「イクオ、もういいよ」 「何がいいんだよ、たっちゃん。 こいつが、こいつが結子先生、殺したんだよ」 「こいつは・・・お前の弟だろうがよ」 竜哉、イクオにもたれて立ち上がり、笑う。 「ハハハ・・・あんた息子、庇ったな。 あんたみてえな奴でもあの時の結子先生みてえに…(泣き)…もう十分だよ…」 竜哉、倒れる。 「たっちゃん! たっちゃん!…」 「最後の最後まで、人の道、踏み外す必要ねえだろ?イクオ。 結子先生に会わせる顔がなくなっちまうよ。イクオ…終わったな…全部…」 「たっちゃん、帰ろう。僕らの家に」 竜哉、弱々しく頷く。 外に、美月と深町がいて、止めようとする美月を深町が抑え、深町の車で竜哉とイクオはまほろばへ向かいました。 途中、結子のビデオメッセージを見たかと話して、イクオはまだ見てないと。 どんな事を言ってたのか聞きましたが、竜哉からもう返事はありませんでした(涙) でも、あえてイクオは竜哉を見ずに、涙をこらえて、運転し続けました。 まほろばへ着き、中に2人で並んで壁際に座って、イクオはオムライスの思い出を話しました。 「昔、よく食べたよね、あのテーブルで。結子先生のオムライス。一皿分け合って」 イクオ、銃をこめかみに当て、目を瞑る・・・ 光の中に結子が現れ、竜哉も元気で。 「全く2人ともバカなんだから。私のために・・・ でも、偉かったよ。最後の最後に間違えなくて」 「お帰り、イクオ」 「ただいま」 「お帰り、竜哉」 「ただいま」 2人、結子に抱き着く。
2ヶ月後、「臓器売買斡旋事件の続報、警視庁OBを逮捕」と、テレビのニュースが報じている。 オムライスを食べる中年トリオと深町。 美月は、まほろばの近くにいて、ウロボロスのペンダントを握りしめる。 「ウロボロス…永遠や無限、死と再生、創造と破壊。2人が貫いたその愛は正義だったんですか?」 <終> 美月が可哀想でした(^^;) 北川が残ったので、この事件の詳細が分かるでしょう。 原作未読ですが、もしかしたら、臓器売買斡旋事件に関しては、彼は命じられて作っただけで、誰か黒幕がいたかも? 自分の子供が臓器移植でしか助からない病気とかでないと、こういう非合法な組織を作ろうという発想が生まれないのではと思うので。 20年前は、北川、「理事官」とゼロに呼ばれていたので、当時の警視総監とか、もっと大物に頼まれ、今回も自分が泥を被っただけかも?? 狂った愛こそ正義だと思ったのは後の事で、作った動機としては不十分だと思いました。 Wikiによると、原作は19巻まで出ていて、竜哉が意識不明のまま続いているようです。 でも、ドラマはきっちり終わってくれて良かったです♪ 私は今期、このドラマが一番楽しみでした♪ ストイックな竜哉が素敵で、イクオも可愛かったです♪ 那智、もっと早くから出して欲しかったです。 ドラマとしては、設定を最後まで小出しにしてきただけなので、うまい造りではありませんでした。 でも、キャラが主役の2人だけでなく、美月や中年トリオなど魅力的なキャラが沢山いました♪ 私はキャラ重視なので、楽しかったです(^^)
【視聴率推移】(関東地区) [第1話]11.5% [第2話]12.0% [第3話]10.4% [第4話]9.8% [第5話]10.1% [第6話]9.2% [第7話]10.6% [第8話]9.6% [第9話]9.4% [最終回]11.3% [平均]10.4%
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