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カテゴリ:祝勝会殺人事件
「それで?」 「電話には出なかったので、留守電に残しておきました。もし来られなくても、あとで私が畑中さんの自宅にうかがって、今後のことを相談したいと言っておきました」 松谷が唇をかんだ。 「何庭健太郎とハタナカスポーツとは、金銭トラブルがあったのですね?」 「ええ」 松谷が答えた。 「経営が危ない状況にはありましたが……ほんのちょっとした時間のズレで、倒産になったのは、名庭先生が用具の代金を払いにいくのを忘れていたのが原因なんです」 「……」 「先生に悪気はなかったと思います、でも……」 小林が呟いた。 「名庭先生は、ずっとこの学校生え抜きの先生だったので、サラリーマンの世界しか知らなくて。資金繰りとか、自営業者のギリギリのやりとりにはうとかったんです。手形が落ちなければ倒産で、大変なことになると言っても、ピンと来ていない様子でした」 「そういえば、小林君のところは、お父さん以外はみんな自営業だったよね?」 阿部が言った。 「そうなんです、母親のとこはダンスショップだし、叔父は整骨院で。サラリーマンはうちの親父と俺だけですよ」 「商売の方は上手くいってるの?」 「いや~、いつも資金繰りで大騒ぎですよ。母親も叔父さんも、完全にドンブリ勘定だから、3月になるといつも税理士の先生に怒られっぱなしです。3月になって領収書やら山ほど持ち込まれた税理士さんがヒステリー起こすんですけど、ちゃんと経営上のアドバイスもしてくれるので、まぁ何とかギリギリでやれてる、って感じで」 「県南は、そういうの多いんだよねぇ……」 阿部が、腰に両手を当ててぼやいた。 「ただ先生方はあまり良く分からない人が多いんですよ。買掛金は、なにがあっても期限までに支払うように頼んであるのですが……口座に1円たりないだけでも、会社がつぶれることってあるんですから。ただ、何回も言えばうるさがられて、これでも結構、大変なんです」 <つづく> ☆人気ブログランキングに参加しています。トップページのバナーをクリックして下さると嬉しいです。 ランキング参加中です。 励みになります、ポッチをお願いします 人気ブログランキングへ おかげさまで、20位以内です。 みなさまありがとうございます<(_ _)> ☆連載ミステリー『祝勝会殺人事件』は、無料メルマガ『まぐまぐ!』 でも配信中です。 登録はこちらから:『Kazeのミステリ通信』 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 新年も明けて、はや8日となりますが、まだ玄関は凍っています・・・ 今冬は、ちょっと寒波がキツイでしょうかね。 ただ陽射しは強くって、昼は屋根雪が溶けて落ちまくり、夜には凍ってボコボコになり、家の側すら歩きづらい状態となっています 小学生の頃はもっと雪が降ったんですけどね。 スケート場行ったり、ミニスキー履いて遊んだりしてましたが・・・
ミニスキー、ってこういうのです。 雪がたくさん降ったときは一番いいですが、家と家の間などの、凍った場所に入り込むと、激しく転んでしまうこともあるのが危険でもあります。 とうぜんスティックも使わないですし・・・ あくまで子供用なので、雪がしっかり積もった場所で使うのがベストでしょう。 さて、今日はネタがなくBlogも手抜き状態です。 きのう久しぶりに食べたフルーツパーラーのものに、不思議なのがありました。 左上のバナナの飾りが顔のように見える・・・ 人面バナナか(^^;;; ほんとネタがなくなるとこの調子ですm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 9, 2013 02:32:16 AM
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