ミーハーtomoのブログ

この建物は陸前高田市の震災遺構です。
今日はこの建物で資材、梱包屋さんを営んでいた店主さんのお話を聞きに行ってきました。


屋上からの眺め


店主さんは あの日この様にして 助かりました。
周りは激流だったそうです。
この煙突から降りて 屋上で一晩と半日たったひとりで 恐怖を感じながらすごしたそうです。
屋上に上がる途中 自分の家やご両親が避難した市民会館が流れたり水の中になってしまったところをみたそうです。弟さんもご両親と一緒だったそうです。
日常の家族の生活が無残に奪われた日です。

この店でよく買い物をしました。
店主さんのお母さんは私もよく知っていました。お客さんとは友達のように付き合っていて世話好きで商品のことや お菓子のつくりかたなど教えて下さったり、お茶を振舞って下さったりする方でした。
店主さんは 今仮設の店で同じ仕事をしていらっしゃいます。
仕事の合間に依頼を受けると 震災のかたりべとしてお話をしてくださいます。

屋上から変わり果てた街を眺め殺伐とした風景が新しい街になるのだろうか…と おもいました。屋上は風が強くとても寒かったです。