具体的に数値によって示すと次のようになります。 昭和30年 平成15年 増・減
カロリー(Kcal) 2179 2138 -
タンパク質(g) 72 78 -
うち動物性(g) 25 42
1・7
脂肪(g) 21 59 2・8
うち動物性(g) 8 29 3・6
炭水化物 (g) 410 297 72
(出典:厚生省国民栄養調査)
上表のとおり昭和30年に比べて動物性タンパク質及び脂肪が激増しています。炭水化物の激減は植物繊維の激減を意味しています。農耕民族型の食生活から欧米・狩猟民族型の食生活になってしまったら・・・
この食生活の変化に呼応して西欧型の病気(ガンや心臓病)が増え、肥満、糖尿、メタボリなどが社会的にも問題になってきています。
アメリカで伝統的な日本食の「健全さ」が報告されているにもかかわらず、ご当地日本では食事の「欧米化」が加速的に進み、30年前にも指摘されていた通り食源病たるガンが日本でも死因の第1位となっている。
マクガバン・レポートの指摘が正しいことを日本国民が身を以て証明しているという皮肉な結果となっている。
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