Four Seasons

　『ミスティック・リバー』を見ました。
ショーン・ペン（ジミー)、ティム・ロビンス（デイブ)、ケビン・ベーコン（ショーン)の三人の男の物語です。



ケビンを好きになって15年になる。
体を悪くして何も出来なかった時、ケビンだけが唯一の生き甲斐だった。
今でこそパソや姪っこ達…生き甲斐はたくさんあるけれど、当時は本当にケビンだけが楽しみ。
ほとんど外に出られなくなった私が、頑張って外出しようという、そういう気にさせてくれた恩人でもある。
ケビンがいなかったら今の私はいないだろうと断言できる。

そんなケビンの出演する『ミスティック・リバー』、行かないわけがない！

……が、公開当時、私は入院していました。
それまでケビンの映画は映画館で！にこだわり、かなり無理をして映画館に行っていた私、この映画も絶対行きたい！
……でも……ケガの入院なら抜け出して行っちゃうんだけどねぇ…。
‘叱られる’だけで済むのなら行っちゃうんだけどねぇ…。
それでも行きたい私は、ドクターに訴えた。
ケビンへの思いを熱く語り、『ミスティック・リバー』観に行きたい！と。
ドクターは慰めるでも叱るでも止めるでもなく、こう言った。
「そう、私もあの映画観たいのよ。ぜひ行きたいわ」
……もう何も言えなかった。さすがDr.Ｓ、うまくかわしたな…（かわされたのか?)。

それから数年たち、やっと、ようやっと見ることができたよー！
うわぁ～～～ん、ケビン、会いたかったよーーー！

物語はジミー、デイブ、ショーン、三人の男の物語。
３人は少年時代、一緒に遊ぶほど仲が良かったんだけど、ある事件がきっかけでお互い疎遠になる。
そして25年後、‘娘を殺された父親’‘殺しちゃったかもしれない犯人’‘それを調べる刑事’として出会うのだ。
あーーー、もうそれがなんとも……。

私、ショーン（ややこしいけれど役名はジミーね、ショーン役はケビンね)もティムも好きなのよ。
だからもう切ねー切ねー。
もうほんと、それぞれに上手くて切ないったらありゃしない。
当時、確かショーンとティムはアカデミー賞を獲っているのよね。ノミネートはされていたはず。
で、ケビンだけがはずれていたので「なんでよー！」と文句タラタラだったんだけど。
やっぱりショーンとティムだな、うん。すごかった。ケビンもすごいけど、役柄上、ショーンとティムの物語だわ。

ただこの映画、好きでは無い………。

切なすぎるっ！どうーしてどーしてあぁなっちゃうのっ!?
ラストが納得いきません！どうしても納得いかないし、納得したくもないっ！
いまだにくすぶっています…。

この映画で１番怖いのは、ジミーの奥さん（ローラ・リニー)だと思った。女は怖い……。