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2009.04.30
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カテゴリ:映画 マ行
『ミルク』を観ました目

1970年代のアメリカで、同性愛者であることを公表して公職に就いた
アメリカ初の政治家ハーヴィー・ミルクの生き様を描く伝記ドラマですかちんこ


>>『ミルク』関連

原題: MILK
ジャンル: ドラマ/伝記
製作年・製作国: 2008年・アメリカ/ドイツ
上映時間: 128分
監督: ガス・ヴァン・サント
出演: ショーン・ペン エミール・ハーシュ ジョシュ・ブローリン 


【ストーリー】
1972年、ニューヨーク。
金融業界で働いていたハーヴィー・ミルクは、20歳も年下の
青年スコット・スミスと出会い、恋に落ちる。
2人は変化を求めてサンフランシスコに移住し、同性愛者も多く住む
“カストロ地区”でカメラ店を開き、新生活をスタートさせる。
陽気なミルクの人柄が多くの人を引き寄せ、いつしか店は
同性愛者たちの社交場となっていく。
それにつれてミルクは、同性愛者をはじめとした社会的弱者が抱える問題を
改善するために積極的に活動するようになり、次第に政治に目覚めていく。
そして、市の行政に直接関わるべく、ついには市政執行委員選挙にも立候補する。
自由な空気漂うサンフランシスコとはいえ、同性愛者であるミルクの決断は
周囲に大きな波紋を広げていく。

下矢印ここから先はネタバレを含みます。!ご注意を!!!


「ミルク」は、
希望のはじまりだった。

1970年代のアメリカ。マイノリティのために戦った政治家
ハーヴィー・ミルク…人生最後の8年間


2008年アカデミー賞にて作品賞・監督賞はじめ8部門にノミネートされ、
見事、脚本賞と主演男優賞でオスカーを獲得した作品でありますね。

ショーン・ペンに2度目のオスカーをもたらした作品だけあり、彼の演技からは
ハーヴィー・ミルクの優しさと信念が伝わってくるようでありました。
名優だけに、なんとなく近づき難いイメージがするショーン・ペンですが、
この映画の中では人懐っこそうな笑顔に、優しく温かい人柄が全面に押し出され、
それが映画全体を優しく温かく覆っているようで、
平和と平等な世界への希望が溢れているようでした。

「暗殺されたときに再生して欲しい」と言い、
疲れたような、満ち足りたような表情で自らの半生をテープに録音するハーヴィー・ミルク。
映画の随所でこの録音シーンが組み込まれ、物語に哀愁を漂わせていて
心にスーッと沁み込んでくるような深い味わいを醸し出しているのが良いです。

「40歳になったのに何も成し遂げていない」と後悔を口にしていたハーヴィーが
人を愛し人に愛され、自らの元に助けを求めて集まってくる人の力になりたいと願い、
それが社会を変えたいという強い思いとなって、何度も選挙に挑戦し、
最愛の人との別れを選ばざる負えなくとも、政治活動に邁進して行く姿がカッコ良いわけです。

デモ隊を率いて市庁舎前に向い、壇上に立つハーヴィーの演説には完全に魅了される力強さがあります。
居場所をなくした青年たちが次々とハーヴィーの元に集まり、
閉鎖的な社会から逃げ場をなくした子供たちが助けを求めて電話してきたり、
休む間もなく人のために希望を与え続けていたという真摯な姿が心に響きます。

70年代のアメリカの雰囲気、音楽、実際のニュース映像、
ハーヴィーと彼を取り巻く人物たち、反対勢力など実在した人物を描いているので、
ドキュメンタリーのように淡々と描かれていくのですが、
今もなお人々を魅了してやまないハーヴィーの人柄と、ユーモアを交えた演出、
美しくも印象的な映像、濃いラヴ・シーンはあの硬派なショーン・ペンが!!
って具合でドギマギしてしまいましたが、
ガス・ヴァン・サント監督ならではの独特の視線が効いていて
見応えのある映画でありました。

ハーヴィー・ミルクを演じたショーン・ペンが見事なまでにハーヴィーになっているわけで、
文句の付けようもない好演なのは言うまでもないわけですが、脇を固める俳優人も豪華であります。
ハーヴィーの恋人スコット役にはジェームズ・フランコ。
ハンサムなだけではなく、微妙な立場のスコットの心を見事に演じきっていてすばらしい。
そして、ビシッと分け目を付けた髪形に違和感を感じずにはいられないお姿の
ジョッシュ・ブローリンはハーヴェイの市政執行委員仲間のダン・ホワイト役。
危うさのある人物を演じていて目が離せない見事な演技でございます。
ハーヴェイの子分のような役どころの若さと情熱の溢れる
クリーヴ役のエミール・ハーシュは
パッと観では誰だかわからないくらいの変貌ぶりですが、
彼の成長していく様子はなんだか頼もしくて良い演技でした。

そして、ラストの写真とその後を観て、
俳優陣がいかに人物像をしっかり捉えていたのかが分かります。
見事な俳優としての仕事に感服です。

不安に押しつぶされそうな若者たちがクローゼットから飛び出す後押しをし、
社会を変えようと奮闘したハーヴェイ。
最期に窓越しに見た物、30,000人が灯したキャンドル、いや~、悲しいです。
彼が起こした大きなムーヴメントを
しっかりと受け継いでいかなくてはいけないと思わせられる映画でした。


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最終更新日  2009.09.17 22:49:14
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