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2009.07.21
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カテゴリ:映画 サ行
『サルバドールの朝』を観ました目

フランコ政権末期のスペインを舞台に、不当な裁判によって死刑判決を受けた
若きアナーキスト、サルバドールとその家族や友人の戦いを描く社会派ドラマですかちんこ


>>『サルバドールの朝』関連

原題: SALVADOR
ジャンル: ドラマ/ファンタジー
上映時間: 135分
製作国: 2006年・スペイン/イギリス
監督: マヌエル・ウエルガ
出演: ダニエル・ブリュール トリスタン・ウヨア レオナルド・スバラグリア


【ストーリー】
1970年代初頭、フランコ独裁政権下のスペイン。
自由を愛し正義感にあふれた青年サルバドール・ブッチ・アンティックは、世の中を変えたいという
純粋な気持ちから無政府主義グループに参加、反体制活動に関わるようになる。
そして、活動資金を得るために銀行強盗にも手を染めることに。
やがて警察にマークされたサルバドールは、ついに追い詰められ、激しい銃撃戦に巻き込まれる。
その混乱の中、彼の撃った銃弾は若い警官を直撃、サルバドール自身も瀕死の重傷を負ってしまう。
結局、撃たれた警官は死亡し、一命を取り留めたサルバドールは逮捕され、軍事法廷にかけられる。
その後、死亡した警官には別の銃弾も残っていたことが明らかとなるが、死刑判決を覆す
ことは出来なかった。
減刑を求める家族や世論の声もむなしく、死刑執行の時は刻一刻と迫っていくが…。


下矢印ここから先はネタバレを含みます。!ご注意を!!!


もっと、生きたい。


1970年代初頭、フランコ独裁政権末期のスペインで自由を求めて権力に反発し、
無政府主義グループの活動に身を投じ、不当の判決の末わずか25歳の若さで死刑に処せられた
実在の青年サルバドール・ブッチ・アンティックの姿を描いた作品です。
スペインの歴史は疎いのでサルバドール青年のことも初めて知ったわけですが、
実在した人物だけあり、深いメッセージ性が感じさせられる秀逸な作品でした。

お気楽でさえあった銀行強盗、青年ならではのロマンス、激しい銃撃戦が
まるで青春映画のように描かれる前半と出口の見えない絶望感に押しつぶされそうな
刑務所での生活を描く後半の対比が鮮やかで見事です。

世の中を変えたいと純粋に願った青年は、裕福な家庭で家族に愛され育った普通の青年であり、
ヒーローとは全く違った等身大の青年。
時に滑稽でかっこ悪くさえあり、愚かでもあり、とても親近感が沸くんですね。
そんな青年サルバドールをダニエル・ブリュールが見事に演じております。

判決が覆る事を願って刑務所で過ごすサルバドールの日々は、
本を読み、面会に来てくれる美しい姉たちと可愛らしい妹に支えられ、
弁護士も、始めは批判的だった看守ヘススさえも心を通わせる
彼を知る全ての人が愛さずにはいられない良き弟で、良き兄、
良き友人であり、暴力的な人間などではないのです。
誰かに与えられた表面だけの情報ではなく、その人を知ろうとし、
より理解する事で本当の絆が生まれるのだと教えてくれます。

不当な判決のまま、まるで見せしめのように刑を執行されたことに対する
本人と家族、彼を救おうと奔走した人々の憤りと哀しみがリアルに伝わるシーンは、
死刑執行人の淡々とした仕事ぶり、壮絶な処刑方法に凝視できないほど。
辛くて涙が出ました。
名声なんか欲しくない、生きたいのだと語った彼の言葉が痛いほど胸に響きます。

大雨の中、警官にもみくちゃにされながらも
追悼の気持ちで集まったスペインの人々の数だけ
路上に落ちているバラの花の数々が印象的でした。



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最終更新日  2009.07.21 21:57:59
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