猫と財布に優しい生活

そのいち のつづき。

布団に戻った10分後、再び爪とぎバリバリ、新聞ガサガサ。
お嬢さま、トイレの縁に器用にお座りになる。これすなわちウンP のポーズ。

再び布団から這い出し、空気清浄機のパワーを上げ、お嬢さまの爆弾投下が済むのをお待ち申しあげる。と、突然はじかれたように飛び降り、目の前でクルッと向きを変えて走り去るお嬢さま。そして我が足元には長さ 5センチの立派な……あぁお嬢さまなぜこのようなものを私に投げつけるのです。ティッシュでつまんでトイレに投げ込み、たしかウンP は酸性だと頭の中で復習しながらセスキ炭酸ソーダをスプレー、拭いたティッシュをトイレに投げ、さらに引きずった跡も発見したのでそこもスプレーして拭き、中和のためにお酢でスプレーして拭き、やれやれキレイになったと思ったらかぐわしい香りが。そういえば埋めずに走り去られたのでトイレ内のは剥き出しのまま。それからトイレ内の新聞紙を別の部屋まで捨てに行き、洗面所で手を洗い、床に直接落ちたのか私にバウンドして落ちたのか不明なので念のため着ているものを改め、新しい新聞紙 1枚をトイレに敷き、2枚を細く裂きながらその上に乗せ、リビングで遊んでいるお嬢さまを寝室にお連れし、冷え切った体で布団に戻る。

（写真と本文は関係ありません）

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