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猫と財布に優しい生活

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2009年11月15日
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「エサやり禁止看板」はもう古い。
今は「エサやり啓発看板」の時代!!

でもでも、まだまだ多い「エサやり禁止看板」。
見るたびにイヤ~~~な気持ちになります。
環境省さん、ポスターに続いて、次は公園用の啓発看板も作ってくださいっ!!


えんぴつえんぴつえんぴつえんぴつえんぴつ

さてさて。
ニンゲンの手」や「猫に優しいイベント」で巡回してると、時々「無断引用禁止看板」ってのがあります。

  • 一切の無断転載・無断引用を禁じます
  • 無断引用・無断転載はお断り致します
  • 許可なく転載・引用することを堅くお断りします
  • 無断引用することを禁止します
  • 無断で使用・転載する事をお断りいたします
  • 引用・転用禁止

などなど。

え? こういうのは「看板」とは呼ばないって?
そうですね。
でも、なんちゅーか、「エサやり禁止」と共通のモノを感じちゃって。
そうじゃないだろ、わかってないな、もっと勉強してくれ~~~、みたいな。

だって、「無断引用」って、法律で認められていることですよ。
泣く子も黙る文化庁HP に、ちゃんと書いてあります。

この文化庁のページから、「引用」に関係あるところだけ抽出すると。

 著作権法では,一定の「例外的」な場合に著作権等を制限して,著作権者等に許諾を得ることなく利用できることを定めています(第30条~第47条の3)。
 これは,著作物等を利用するときは,いかなる場合であっても,著作物等を利用しようとするたびごとに,著作権者等の許諾を受け,必要であれば使用料を支払わなければならないとすると,文化的所産である著作物等の公正で円滑な利用が妨げられ,かえって文化の発展に寄与することを目的とする著作権制度の趣旨に反することにもなりかねないためです。

引用
(第32条)  (1)公正な慣行に合致すること,引用の目的上,正当な範囲内で行われることを条件とし,自分の著作物に他人の著作物を引用して利用することができる。同様の目的であれば,翻訳もできる。(注5)

(注5)引用における注意事項
 他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1) 他人の著作物を引用する必然性があること。
(2) かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3) 自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4) 出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)

というわけです!
……って、コレ読んだだけでスッと分かっちゃうヒトはあまりいませんよね。

逆順で眺めると、わかりやすい。
[引用における注意事項] を守ったうえでの[引用] なら、[著作権者に許諾を得ることなく利用できる]

しかも、[著作権等を制限] と書いてありますから、適正な引用に関しては著作権者の権利は及ばない・・・・・・
「無断引用禁止」などと書いても、そもそも禁止する権利が無いんですね。


えんぴつえんぴつえんぴつえんぴつえんぴつ

「猫と財布に優しい生活」では引用やリンクを多用していますが、99% が無断引用・無断リンクです。

理由その1。メンドクサイ。

いちいちお伺いを立てて回答を待って、その回答によっては記事を書き直して……なんてやっていたら、効率が悪くて。

理由その2。予定は未定。

書いているうちに予定外の方向にそれたり、もっと良い資料を見つけることもあります。
「ぜひ引用させてください!」
「どうぞどうぞ♪」
「すいません、引用もリンクもしないことにしました。忘れてください、ペコリ」
なんてことになると、かえって失礼なので。

理由その3。表現の自由。

相手が気に入る内容、つまり“検閲”をパスするような内容しか書けないとしたら、それは健全な社会とはいえないでしょう。
引用は“無断”がアタリマエであってこそ、健全な文化が発展します。
(で、出所の明示が必要だから当然“無断リンク”になる)

割合としては、その1「メンドクサイ」が大半。
でもまぁ、さきほどの文化庁ページのこの部分下矢印を読んでみると、あながち自分勝手な理由でもないみたいというか、我が意を得たり!って気がします。

 これは,著作物等を利用するときは,いかなる場合であっても,著作物等を利用しようとするたびごとに,著作権者等の許諾を受け,必要であれば使用料を支払わなければならないとすると,文化的所産である著作物等の公正で円滑な利用が妨げられ,かえって文化の発展に寄与することを目的とする著作権制度の趣旨に反することにもなりかねないためです。

「無断引用禁止」とか「無断リンク禁止」って看板が立ってると、実はドキドキしちゃうんですよ。
「禁止って書いてあるのが見えねぇのか、コンニャロっ!」
って噛みつかれたらヤダな~~~みたいな。
生来、気が弱いもんで。


多くの場合、「転載」と「引用」の区別がつかないというか、混同してるんだと思いますが。
それって「適切なエサやり」も「不適切なエサやり」も一緒くたにして「エサやり禁止!」って言ってる石頭オヤジとそっくり。
特に、それが“ドウブツアイゴ団体”の公式サイトだったりすると、なんだかその団体のレベルや信頼度まで推測できちゃうような気が。。。

逆に、その部分が適切な表現で記載されていると、しっかりした団体だなぁ~~って思います。


適正な引用については、著作権者の許諾は不要であると、法律で認められています。
もし皆さんのサイトに「引用禁止看板」が設置されていましたら、ご一考いただけると嬉しいです。


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最終更新日  2009年11月16日 10時55分37秒
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