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Tarchan21c's blog

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Oct 6, 2009
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テーマ:銀塩カメラ(77)
カテゴリ:フィルムカメラ
ブローニーフィルムのモノクロ現像に挑戦してみました。

ず~っと前に、日本カメラのモノクロ写真の現像とプリントという本を買って以来、
またやりたいなあ・・・と思っていました。



ローライコードを入手したこともあり、なぜだか

「ローライならモノクロでしょ?」

というような、先入観もあって・・・火がついちゃいました ^^ゞ

ローライコードは、もちろんカラーも問題なく撮れます。




じゃあ、リコーフレックスはどうなのよ・・・ ーーメ

忘れていませんよ ^^;;






現像タンクと薬剤、貯蔵びんなどを買いそろえて、とりかかります。
現像タンクでの現像は、高校生以来 ^^;;




倉庫の流し台を使用して、現像作業を始めます。

購入した現像タンクは、LPLのブローニー用。
120用のリールもあわせて購入しました。

LPLのブローニー用は、35mmも2本同時に現像できます。

しかし、35mmはダークレスがあと2本分あるので、使い切ったら35mmリールを買おうとおもいます。




貯蔵びんは現像液と定着液の1リットル用をそろぞれ1本、水洗促進剤と水切り剤に2リットル用をそれぞれ1本用意します。
合計で4本です。

計量カップとキッチンタイマーは、100均・・・ダイソーのものです。
計量カップ6個、タイマーは3個を用意します。


前浴、現像、停止、定着、水洗促進、水切りの6工程にそれぞれ計量カップを用意します。

タイマーはそれぞれに意味を持たせ、現像時間用、停止時間などの30秒タイマー、定着時間用として使います。





現像したフィルムは富士フイルムのネオパン100 ACROSです。

ちなみに、ローライコードは、今はバラバラ・・・(汗
塗装作業の途中なので、マスキングしまくっていて・・・組めません・・・

なので、リコーフレックスに詰めて、撮ってみました。




現像材は同じく富士フイルムのミクロファイン、微粒子現像剤です。
そのほか、薬品は富士のものを使います。



35mmフィルムの経験はありますが、ブローニーは初挑戦です ^^





完全暗黒状態の環境は作れないので、ダークバッグを使います。

普通に照明がついた室内なので、全く暗室らしくない環境での作業 ^^;;




ダークバッグのなかで、
120は遮光紙とフィルムに分けてからリールにフィルムを巻いていきます。


皮脂がフィルムに付かないよう、手袋を付けて手探り状態で巻きつけます。






巻き終わったらリールと膜面がなるべく離れるように、押し込んで隙間を持たせ、現像タンクに入れて完了。









室温25度程度なので、液温もそのままとして、現像作業に入ります。

すべての薬液を現像タンク容量分、分けておきます。




各工程の基本的な作業は、液注入→気泡取り→定期的な攪拌→液排出です。

この間、結構あわただしい・・・慣れていないから、仕方ないのですが。

なので、途中経過の写真は、定着が終わるまでありません・・・ ^^;;





●前浴

現像液をフィルム膜面にまんべんなくいきわたるようになじませるために、30秒・・・。

液を注入後、直ちに20秒気泡取り、10秒攪拌で30秒はあっという間です。

液を排出すると、青紫色の濃い色の透明な液体になります。



●現像浴

ここだけ押さえておけば、ほかの工程で多少時間の過不足が出たとしても、結果には大きく影響しません。

現像工程は液温が20度が標準ですが
今の時期はちょっと高め、寒くなると低めになります。

室温=液温として、25度なので、現像時間をデータシートから決めます。

24度のときに7分(420秒)、26度のときに5分45秒(345秒)の間をとって、
6分20秒(382.5秒≒380秒)として進めます。
±5秒は誤差のうちなので、気にしない・・・薬液注入と排出の時間があるから・・・。

液を注入後、直ちに30秒気泡取り・・・現像タンクの底面をひたすらトントンと軽く叩きます。

その後、30秒は連続攪拌。

50秒待機、10秒攪拌で、現像は終了です。



●停止浴

ここで、暗室特有の鼻を突く臭気の、あの酢酸が出てきます・・・。

液を注入後、直ちに20秒気泡取り、10秒攪拌で30秒。

薬液は中和剤のため、保存せずに最後の水洗時に廃棄します。

この理由は・・・後ほど ^^


●定着浴

30秒気泡取り、30秒攪拌。

50秒待機、10秒攪拌で、2分経過です。

液を計量カップに戻し、定着状態を見てみます。

ようやく現像タンクが開けられます。



現像タンクを開けると・・・





きれいにネガになりました!

大成功です ^^v

ここではベースカラーが紫色ですが、水洗が終わると透明になります。
フィルムによっては、色が残っているもののあるようです。




●水洗



QWを使うので、定着液を1分程度、流水で洗い流したら、QWに30秒浸け、さらに10分程度、流水で水洗します。






ついでに、前浴液と停止液を流します。
前浴液は水洗中に流し、停止液は水洗後に流します。

濃い色が付いていますが、これ自体はフィルムベースの色素が出ているだけなので
石鹸水+絵の具のようなものです。


なぜ、最後に停止液(5%酢酸水)を流すか、というと下水管のカビ防止だったりします。
酢酸自体は「酢」に含まれるものなので、ツンとくる臭いさえこらえれば、立派な防カビ剤・・・です ^^





最後に、水切り剤に30秒付けた後、クリップに挟んでホコリの少ないところにぶら下げて乾燥させます。





2時間~まる1日、自然乾燥させたら、3コマずつ切って、スリーブに入れて、作業終了です。







スキャンすると・・・





こんな感じで、成功です ^^v



プリントは、デジタル暗室で・・・。
だって、プリントはある程度の広さの暗室が必要だから・・・(泣








Canon EOS30D
EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS

RICOHFLEX MODEL III
FUJI NEOPAN 100 ACROS









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Last updated  Oct 6, 2009 06:16:59 PM
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