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カテゴリ:スポーツ
今日、高橋尚子選手が東京国際女子マラソンで優勝した。
足の不調、肉離れとの報道があったが、35km付近で3人の集団から抜け出し、そのまま独走で、ゴール!! 2年前のアテネオリンピックの選考を兼ねたレースでは、39km付近の上り坂でまさかの失速、惨敗した。その後の代表選考では、代表に選ばれなかった。 僕も高校時代に陸上(400m400mH)を少しやっていたから、なんとなく気持ちがわかるんだけど、スタミナが切れて、足が動かなくなるのは、陸上選手にとってなによりの屈辱。その後、ゴールまでの時間が恐ろしく長く感じる。 その後、アテネ落選、度重なる怪我。一度は頂点に立った彼女の、2年間は恐ろしいほど長いものだったと思う。 テレビ中継で、実況や解説者が、「足の不安もあるし、年齢も重ねているので、今日は自重ぎみに行くのではないか」としきりに言っていた。 しかし、35km付近で鮮やかな、目の覚めるようなスパート。 しかも、2年前に失速した地点を目前にしながら、勇気ある決断をして、見事に最後まで走りきった。 確かに、前半からペースは遅かったけど、まだまだ、スピードとスパートの切れ味は健在、もう一度、オリンピックチャンピオンになれると思った。 優勝インタビューでは、以前の師である、小出監督や「チームQ」への感謝の気持ちで一杯だった。 それから、「今、暗闇の中にいる人も夢や希望を持って生きてください」というメッセージには、Qちゃんからしか感じられない重みがあった。 一番になっても奢り高ぶらず、挫折してもあきらめず、礼儀正しくて、一生懸命なQちゃんは、本当に素晴らしい人だと思った。 インタビュー中に映された、小出監督のガッツポーズにも泣けた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月20日 23時07分47秒
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