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弔電で一般的に用いられる呼称は次のとおりです。
亡くなった人 相手の父親 ご尊父様 相手の母親 ご母堂様 相手の夫の父親 お舅様、お父様 相手の夫の母親 お姑様、お母様 (個人的には“舅”“姑”の字はよそよそしく感じるので、 「お父様」「お母様」としています) 相手の妻の父親 ご岳父様 相手の妻の母親 ご丈母様 (岳父に準じての“岳母”という言葉は一般的ではありません) 相手の夫 ご夫君様 相手の妻 ご令室様 相手の息子 ご子息様 相手の娘 ご令嬢様 ◆ ここでいう「相手」とは、弔電の宛て名です。 たとえば、結婚して姓が変わっている友人の実のお母様が亡くなり、 お父様が喪主を務めるとします。 喪主であるお父様と面識があるなら、喪主宛てに弔電を打ち、 「ご令室様のご逝去を悼み…」という文面にしますが、 面識がない場合は、友人に宛てて打つのが妥当で、 文面も「ご母堂様のご逝去を悼み…」とします。 また、一般的な手紙や話し言葉では「ご令室様」「ご母堂様」ではなく 「奥様」「お母様」「お母上(様)」などの呼称を用いるのが自然ですが、 弔電は儀礼文書の一種なので、やや硬い表現を使います。 ◆ 実際、「ご母堂様」という言い方は、電報専用用語になりつつあります。 とある会社で社用の弔電を打つ係になった若い女性社員が 「最近、ボドウさんという方ばかりお亡くなりになりますね」と 言った、という笑い話がありますが、 遠からず、笑い話にもならなくなるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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