カテゴリ:本@AC関連
初めての(?)河合本。 (?)とつくのは、大学時代に卒論のネタ集めに1冊読んだはずなんだけど、 さーっぱり記憶に無いから(笑 リンク先のにっくさんのトコで読んで気になってたんだけど、 なかなか文庫版を見つけることが出来なくてのびのびになってました。 非常に、フランクで分かりやすい本。 肩から力が抜ける気がしました。 3年前に出会いたかった~、と思ったけど、 果たして3年前に読んでこの本のありがたみが分かったかどうかは微妙。 今だからこそ、すんなりと読むことが出来たのかもしれない。 子育て中のお母さんたちには良く分かってもらえるかもしれないけど、 本当に子育て情報って氾濫してるのよ。 早寝早起きをすることはとても大切、 朝起きたらお天道様の光をしっかり浴びましょう。 それが心身の健康にとっても良いですよ~。 ってなことは、どこででも読めるわけ。 深夜のコンビニで親子連れを見るけど、言語道断だよね、 ってな強い調子で書かれててさ。 だけどね、それを文字通りにとって規則正しい生活を毎日送るのは大変なのよ。 週末ともなれば、行楽なんてイベントも発生するしね。 そして、規則正しい生活を送れないことが親のストレスになるわけ。 規則正しい生活をしつけてやれないなんて、母親失格だわ、なんて。 これがね、食べることについても、遊ぶことについても、 本当に瑣末なことにまで指示されてるわけよ。 しかも、情報源Aと情報源Bでは違うことが書かれてて矛盾してる。 書いた人が違うんだから、当然なんだけど、母親は混乱しちゃう。 だけど、それを相談する相手も居ないワケ。 夫は仕事で遅いし、そもそも子供のことは喋るペットくらいにしか思ってない。 保健センターだのなんだのってのは四角四面にマニュアル的。 実家の親たちは古臭い経験談を持ち出して来て、エラソーなことを言うだけ。 ママ友が唯一の相談相手みたいになっちゃうけど、 そこはそれ、謙遜だの比較だのって色々難しい。 勢い、育児本やネットにはまっていくワケだけど、 混乱し始めてから読むと、余計に瑣末な矛盾が気になって混乱しちゃう。 これが、タロウ出産からハナコ生後半年くらいまでの、あたし。 全然楽しくなくて、当然。 苦痛で当然。 しかも、世の中見回せば「小さい子が居て、大変ね」って。 ああ、子育てって苦行なんだわって思いました。 たぶん、あの混乱の最中にこの本を読んでいたら、 瑣末事に囚われているあたしには不満で仕方なくて、 途中で放り出しちゃってたと思う。 瑣末事が気にならなくなってきた今だから、読めた本かもしれない。 だけど、それでももっと早く巡りあいたかったなあ、この本。 関西弁まじりの語り口調で書かれていて、それもまた、良し。 Q&A形式なんだけど、質問の答えにバシっとはまるように答えてるわけでもなくて、 厳密には答えになって無いんじゃないのってことも中にはあるけれど、 それよりも大きな視点で大切なことが書かれてる。 大丈夫だよ、って肩を撫でられたような気がする本でした。 お父さんにも読んで欲しい本。 ところどころ、手厳しい批判がありますよ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.19 12:25:16
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