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2008.09.06
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カテゴリ:本@AC関連
子供達をせめないで(1)

子供達をせめないで(2)

新井理恵の漫画。

新井理恵って「×(ペケ)」以外、あんまり有名ではない気がするけど、

実は4コマ以外も結構書いてるんだよねー。



で、これは、大学時代だったか、友人に1巻だけ貸してもらって読んで、

以下続刊気になりつつ、題名も覚えてなかったので探せなかったやつ。

昨日、ブックオフで見つけました。

105円、という時の流れを感じさせる値札がついてました(笑



児童虐待を扱ったものと、言ってよいのかと思う。

主人公は、睦月という名の男子高校生。

父親の登場するシーンはなく、母親は彼を嫌悪している。

年の離れた兄は、日常的に彼に暴力をふるうことを繰り返している。

彼は家庭に居場所がなく、多数の女性を渡り歩く生活をしている。

華々しい女性との付き合い方に隠されているが、

その根底には生き辛さが隠れている。



その彼が心を許したのは、小学4年生の菜摘という女児。

偶然出会った少女は、彼にとって運命的な相手だったけれど、

その父親は睦月の通う高校の教師だったために、話が難しくなっていく。



まあ、新井理恵なんで、いろいろとカゲキなんですが(笑

特に性関係がカゲキなんですがー(笑

ガッコでフツーにえっちするの止めてほしいんですがー(笑



けど、ずっしん、響くのよね、これ。

昨日買ったばかりなのに、何回も読み返している。



性も、大切なことなのよね。


性欲とか快楽とかってのも、確かに一面なんだけどさ。

性の低年齢化の原因の一つには、幼少時の愛情不足が考えられているでしょう?

あれ、この作品においてはとてもストレートに描かれている。

抱いてほしいのは心なのに、抱かれるのは体だけ。

でも、体だけでも抱いてほしい、というのも偽りない心情なわけで。


主人公はへらへら笑っているのが地顔みたいな設定だけど、


この作品の中ではすごくよく泣くのよね。

泣きながら心情を吐露するわけ。



まあ、新井理恵の登場人物はよく泣くんで、フツーなんですが。

けどね、あたしもカウンセリング受けた最初の頃は、泣きながらしか喋れなかったのよ。

ぼろっぼろに泣いて、何言ってんだかわかんなかったと思う。

けどね、それってものすごーく我慢してきたから、なんだよね。



たぶん、今の私なら、泣かずに同じことを淡々と喋れる。

何の感情も覚えないとは言わないけど、激情に流されはしない程度には昇華したから。

でも、泣きながら話したことはちゃんと記憶に残っているから、

号泣しながら心の中をぶちまけちゃう主人公のことを、

半ば感情移入しながら読んじゃうのよね。



何を書きたいんだか、わかんなくなってきた……。

けど、まだ、頭の中をマンガのシーンがぐるぐる回ってる。


たぶん、まだ何回も読み返すだろうな。



気になってたマンガのエンドが読めて、良かった。







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Last updated  2008.09.06 12:19:41
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