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こんな出逢いもあるものだ。
鹿児島の織物組合より、 「一般の方からの問い合わせに答えて欲しい」 との依頼が来たのが先週末。 その内容というのが 「アンティークショップで見つけた大島紬。 柄がとても気に入っているのだが、 年数も経っているようだし、 仕立てても大丈夫でしょうか?」 という、都内在住の方からのご質問であった。 早速、今日ご持参いただいた。 これが何ともサプライズ ムムッ? ムムっ? 画像ではチョッと見づらいのだが、 「福原商店」。 そう。 父の頃の商品なんであった。 その方が組合に問い合わせてみると 「昭和51年に検査を受けた商品」らしい。 らしい・・・って、 なにせ私が小学生の頃だから。 小学生の頃、生き別れた肉親に会った(そんな肉親いませんが)気分である。 商品自体を引っ張ってみたり、端っこを延ばしてみたり カビ等が無いか、虫が食っていないか、見てみるが かなり保存状態が良かったらしく、仕立てて問題は無い様である。 この商品。 数年前、いや数十年前か。 とある紳士の方が、とある呉服屋さんで奥様のために買われたらしい。 ところが、ところが その奥様、喜ぶどころか、柄が趣味ではなかったらしく、 その紳士の方はずっと反物のまま持っていて、 挙げ句にアンティークショップに持ち込んだという。 ・・・ なんだか・・・・ そんなストーリー・・・ オレっぽい・・・・ なにはともあれ、30数年ぶり。 ってことは、亡くなった父が 私と同じくらいの年齢の頃の商品との出逢い。 こんな巡り会いもあるものだ。 そう言えば、父の墓が今週完成し、 この週末納骨なんだった。 どういう引き合わせなんだろ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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