カテゴリ:ビジネスに生きる本
久しぶりに、松下幸之助さんの言葉に触れました。 「根気よく」というタイトルの文章の中に、次のように一節があり、印象に残っています。 どんなによいことでも、一挙に事が成るということはまずあり得ない。また一挙に事を決するということを行えば、必ずどこかにムリを生じてくる。すべて事は、一歩一歩成就するということが望ましいのである。 だから、それがよいことであればあるほど、そしてそれが正しいと思えば思うほど、まず何よりも辛抱強く、根気よく事をつづけてゆく心がまえが必要であろう。 (P100より) 入社して間もない頃、「正しい活動をしていれば結果は必ずついてくる」という言葉を、当時の社長から聞きました。すぐに結果が出なくとも、後に結果となって表れてくるというのです。この言葉を信じて、ひたすら仕事に取り組んだ2年目。なかなか結果が出なく、焦りを感じ始めた頃です。 その時期に、「自分が意識していない数字は、良い結果にはならない」という言葉を聴きました。 正しい活動をすることで結果に結びつくのではなく、きちんと現状認識を正しく分析した上で行動をすることで、結果につながってくることに、ようやく気づいたのでした。ただ動けばよい、というわけではなく、考えることが大切なのだということに、気づいていなかったのです。 現状をしっかりと見つめ、今後の見通しを持った上で、一歩一歩、取り組んでいきたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 16, 2009 11:52:14 PM
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