2140607 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

紅萌ゆる

紅萌ゆる

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2011年12月26日
XML
カテゴリ:時事ネタ
2011年という年
 
 警察庁の発表によると、12月16日現在、東日本大震災による死者は15,842人。最も多いのは宮城県の9,506人、次いで岩手県の4,665人、福島県の1,605人など。行方不明者は、宮城県で1,877人、岩手県で1,380人、福島県で220人など計3,481人。死者と行方不明者は計19,323人。

 年末に際して、この2011年という年を振り返ってみると、本当に暗澹たる思いに苛まれる。未曾有の大震災および福島原発での大事故、今尚、多くの行方不明者の捜索活動が懸命に行われており、方や、命がけの原発の事故拡大防止作業がリアルタイムで動いている。

 では、この国の『為政者たち』はどうだったか。同じく12月16日、野田首相は『原子炉が冷温停止状態に達し、発電所の事故そのものが収束に至った』と記者会見で『宣言』した。

 いったいこれはどういうことだろうか?唖然として二の句が告げられない。新聞報道によると『冷温停止』というキチンとした言葉の定義は確立されているらしいが、『冷温停止状態』という言葉には定義はない由。野田首相が示した『事故が収束した』という『認識』の根拠は、一体全体なんだろうか?

 当初メルトダウンやメルトスルーした事実を隠蔽、未だに高濃度の放射線量の影響で近づくこともできない現場、核燃料がどうなっているか想像する以外全く実態がわからない現場を抱えていながら、『事故が収束した』という『冷温停止状態』とはこれ如何に。とんでもない、恐ろしいまやかしがまかり通ろうとしている。

 思うに、この人は、何のために政治をやっているのだろう?誰のために政治をやっているのだろう。『弁が立つ』とのふれこみだが、心のこもっていないかかる弁など、人の心を打つはずがない。それにしても現民主党政権における『ええかっこしぃ』のパフォーマンス政治家連中の為体は如何ともしがたい。

 前の菅首相といい、その前の鳩山首相といい、出鱈目で、愚かな『為政者』はとっとと退場してもらいたい。国民との約束は、平気で反故にする。約束したことすら忘れているようだ。さらに約束すらしていないようなとても大事なことを、民意を図ることなく平気で導入しようとする。

 『政治のレベルは国民の民度のあらわれ』という話を聞いたことがあるが、日本国民は今の政治家のように愚かではない。民度も低いとは思わない。平気で嘘八百を述べることができる口八丁手八丁の三百代言のような輩が『民意という風』を利用して、政権についただけではないか。

 ことは震災対応や原発事故対応にとどまらない。どんどん腐敗臭を放ち腐り続けている現政権に、批判ばかりでは建設的ではない、との意味をこめてかつて、一つだけこのコラムの中で『褒めた』ことがある。
 FPプロムナードBusinessの#38『ひとつくらい良いことも………』http://www.asahi-area.com/bk/column/f38.htmを是非参照してもらいたい。ところが、この国税通則法の改正に係る平成23年度税制改正案、そのほとんどの内容が、ものの見事に葬り去られたのである。去る10月11日の政府税調第11回議事録から、該当する部分を少し長くなるが引用しよう。発言者は五十嵐財務副大臣である。

(前略)この3党合意に基づきまして、民主党税制調査会として、通則法の抜本改正部分に ついて自民、公明両党の感触を探ってまいりましたが、これを踏まえまして、党税調としては、まず「1.税務調査手続」につきましては、1.現行の運用上の取扱いを法令上明確化する部分と、2.更に、手続を新たに追加する部分とに分割し、前者のみを実施すべき、「2.更正の請求期間の延長」、「3.理由附記等」につきましては、そのままの内容で実施すべきと、判断いたしました。

 最後に「4.納税者権利憲章の策定等」についてであります。これにつきましては、 累次にわたり自民、公明両党と接触をし、感触を探ってまいりましたが、最終的に今回は見送らざるを得ないとの判断をいたしました。本件は、かつて野党時代に策定した 2007 年の民主党税制改正大綱、また 2009 年衆議院選挙マニフェストにも掲げてきた事柄でございます。昨年の政府税調におきましても、憲章策定についての議論の中で名前を「納税者権利憲章」とすべきとの意見と「権利」を付けるのはどうかとの意見の両論があった中で、政府・与党としてとりまとめて、本年1月に国会に提出をいたしました。

 その後、付託先の衆議院財務金融委員会においては、野党から強い反発がありまし たが、これを乗り越え、6月の3党合意においては、本件については成案を得るとされたとの経緯があります。

 その後、この成案を目指して自公両党の税調との間で党税調としても努力をしてきたところでありますが、やはりこの「権利」という言葉が哲学として相手方と相入れない中にあって、局面転換を図るため、また、更正の請求期間の延長や理由附記など、 納税者の権利を具現化する事項を早期に実施することによって、納税環境整備は相当前進する。言わば実が取れるとの判断に立って、憲章については断腸の思いでありますが、今回は見送ることとしたものであります。(後略)


『断腸の思い』とは笑わせてくれる。今回の意志決定は、民主党のraison d'?treそのものの否定ではないか!もはや、現政権に期待しても無駄かつ無意味であるということの証左である。

 先週確定した税制改正大綱や今月中にとりまとめられる(らしい)税と社会保障の一体改革についても、何ら期待することができない。かかる輩に期待するだけ馬鹿を見て、腹を立てるだけのことである。

 最近つとに思うことがある。あの未曾有の大震災や、原発事故を受けても、何も反省しない輩が未だに跋扈している。菅直人は総理退任後、SP付でお四国巡りをしていた、との報道に接し、その自己中な世界観に唖然とした記憶がある。鳩山由紀夫は未だに、沖縄の人々の心を土足で踏みにじる放言を、いけしゃあしゃあとしゃべっている。

 このままだと、本当にこの国はダメになってしまうと思う。年末にあたって、暗澹たる気分になっている。(続く)

よかったら↓↓↓↓↓をポチっ、ポチっと2回お願いします ≦(._.)≧ 
人気ブログランキングへ

 

 

にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 高知県情報へ
にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年12月26日 15時17分57秒
コメント(0) | コメントを書く
[時事ネタ] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.