以前、プロジェクトランウェイ10に日本人が参加することを書きました
コーアンという金髪アフロのハイテンションで賑やかし系キャラ
「いいとも」のシノラーコンテスト優勝者
最初のテーマでは、あらかじめ作った「自分を表す服」と対になる二着目でしたが
一着目がおもちゃみたいにカラフルなのに、二着目は地味すぎて、え？ 対？
と思って、なぜこれが二着目なのかの説明もイマイチで
あぁ、日本人ってNYで暮らしていても自己主張と自己弁護は苦手なのね
と思った次第
それでも第二回のテーマが、キャンディーショップの商品で服作りだったので
これはおもちゃ箱みたいな服を作るコーアンの領分でしょ！と思ったのに、
なんか、イマイチぱっとしなくて……アフリカの民族のお面みたい
season4のクリスチャン・シリアーノとかseason5のケンリーとまではいかなくても、
自分の個性をガンガン出して、
カラーボールをぶちまけたみたいに思い切り弾けるのを期待してたんだけど
……まぁ、残留できたからよかったです
つか、酷い人は、本当に酷かったから！
ファブリックじゃないものを使うテーマで、
ファブリックっぽい物を使ったら、アウトですって！
傘の生地を使ったランティが落ちたのも当然です
第三回のテーマはチーム戦
ランウェイの醍醐味の一つは、チーム戦です
くじ引きの神様の采配で、仲悪い同士が組まされたり、正反対のセンスがペアになったり
コーアンが組んだ相手ガンナーがよかったようで、
作ったドレスが真っ白で、エレガントで、今までのコーアンスタイルの欠片もなし！
コーアン自身も
「彼がいなければ作れなかった。思いつきもしなかった」
とか言っちゃうし！
ファビオみたいに「自分のできることを全部したから、僕が優勝！」くらい言ってもいいのに
そう言わないのが日本人的だとつくづく思った一方、
こんなにお人よしで、この先、ファッション業界どころか
ランウェイ１０を生き残れるのか！？ と心配になったものの、
この先、コーアンもシノラーテイストじゃない服も作るようになるかな～
と期待していたのに
していたのに！！！
いきなり棄権するなんて、信じられないわ～
番組中でも棄権する理由をいろいろ並べていたし、
wowowの公式ページでも書いているけど、
自分のデザイン美学を曲げてクライアントの要求に応えつつ、
そこにどうやって自分の美学を織り込むか、がこの番組の肝だし、
自分が好き勝手に作っているだけでは、一生作らないようなものを
否応なしに、四の五の言わずに作らされるのもこの番組の肝でしょう。
一緒に暮らしながら、仲たがいをしたり、罵り合ったりも、
毎回、繰り返されることだから、覚悟で参加したと思ってたのになぁ。
戦って、負けて、下りたならまだしも、
戦う前に自分から下りるって、ただただ残念です
シノラーテイストのコーアンが作るシックなイブニングドレスとかハイファッションとか
子供やペットやお婆さんや人形なんかの意外なクライアントへのドレスとか
まだまだ見たいと思ってたのにな～～～～～
少なくとも、この番組で脱落するまで居続けるには、
そうとうな肝の太さと自己主張と自己弁護のスキルが必要だと思いました
この先はヴェンの美しいドレスと、
エレナと周りの関係性を楽しみにします
絶対、エレナを中心に、騒動が巻き起こるよな～～～
