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natural feeling

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2013/08/31
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台風の影響で風がとても強いです。

結願のブログにたくさんの温かいコメントをいただき

胸がいっぱいです。

ありがとうございます。

四国をまわり終わると書きたいことがたくさんあったのに

何故か何も書けないのです。

重い心があったのに

何故か、それが私の中で消化してしまった。と言うか・・


四季、雨の日も雪の日も猛暑の日もあったのに

思い出されるのは、

みんなの笑っている顔なのです。

いろんなシーンで、笑いがあった。


きっと、これが達成感というものかもしれないと

偉そうなことを思ったりしています。


ただ書き残したいのは

「母の思い」「母のお弁当」


私、最初は四国に渡るだけで疲れてしまっていました。

偉そうにブログ書いていたけれど

泣き言ばかり言っていたのよ・・

お経もあげれない、作法も知らない。

そこから始まった巡礼。


それに体調が悪いのが重なると

お遍路に行く数日前から不安がありました。

で、お昼ご飯も食べられないときもあったの。


私の母はどんなときも甘やかせてはくれない母です。

自分が誰よりも努力して

思いを伝えてくれる・・


いつからかははっきり覚えていないけれど

母がお弁当を作ってくるようになりました。

みんなの分ね。


朝、3時に起きてご飯を炊いて

簡単だけれど、可愛いお弁当^^


それはきっと私がいつでも食べられるようにだと

いつの頃からか思った。

お昼ごはんを食べられるようになってからも

母は最後のお遍路の日まで、そのお弁当作りをやめなかったの。



お遍路も私より母のほうが大変だったのに・・

2011年に母は座ってしまうと立てなくなったときがあり

もう四国には行くことができないと思った。

だけど母は介護の車椅子も拒否して

毎日、毎日押し車をおして

足の筋肉をつけ

お遍路さんで、和式のトイレでも座れるように

妹のお店の使っていなトイレで練習をしていました。


その時のブログにも書きましたが

雨の降る日のお遍路さんで

(10番・・・西山興隆寺は整備されていない階段が333段。)

右足からしか出せないときだったわ・・


石段が続く山寺は枯葉ですべるので

山門で待つように言ったのに

私たちがお参りを終えるころ

合羽をきて、杖を持つ手は雨に濡れて
一人で登ってきたの。

運転手さんが

「お母様が登ってこられましたよ」って驚かれ

その声に導かれるように振り向くと

満面の笑みで、「声がするから少しずつ登ってきたよ」って

母の笑顔は輝いていました。

あの時の事は私の命ある限り忘れられない

一瞬時間が止まったかと思う瞬間でした。


涙がこみ上げてくるのをとめることができなかった。

母は無言で

私に何が大事かを伝えたかったのかもしれません。



そんな母の娘であることを誇りに思い

世の中で一番尊敬する女性です。


ずっとデジカメでタクシーの中で撮っていた

お弁当。

最後の二回分だけ載せさせてください。


母のお弁当.JPG





母のお弁当2.JPG



清潔好きの母は傷まないように、保冷袋に保冷剤を入れて

一人ずつお手拭もつけてね。

おにぎり、とっても美味しかったよ。

季節のフルーツ必ず入れてくれてたね。


もう四国で食べられないと思うと寂しいよ。


高知の足摺岬で亀さんが海に出てきてくれたのは

母の力かな。

桂浜も室戸岬も少しだけ歩いたね。

お気に入りの場所になったみたいだから

今度は、ゆっくり観光で一緒に行けるといいね。



長く、書きなぐりの文章を最後までご覧くださり

感謝です。




終わりは


はじまりの第一歩。



来年、平成26年(2014年)に四国八十八ヶ所は
ご開創1200年の吉祥の年を迎えます。





また新たな気持ちで一年でまわるようにしました。


全てのお寺に写経を納めさせていただくために。


母の納経帳を持って。



いつもご訪問くださり、温かいコメントほんとうにありがとうございます。





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Last updated  2013/08/31 05:39:50 PM
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